*平成23年自民党大会一日目

22日(土)党本部では午後4時から全国幹事長会議が開かれる他に、様々な政策ワークショップが開かれており、私は午後3時30分から始まった外交・国防部会の「これが自民党の外交・安全保障政策」に出席した。
パネリストは国防部会長・岩屋毅議員、外交部会長・小野寺五典議員、森本敏拓殖大学大学院教授である。
会の初めに石破茂政調会長が話しをした。
「以前は防衛問題を語ると、石破のように軍事オタクになると不評であった。」
この日の参加者は百名以上、部屋は満席、立ち見の状態であり、岩屋、小野寺両部会長が、この部会でこんなに人が集まったことはなかった、と驚いていた。
印象に残ったのは、小野寺外交部会長の話しであった。
昨年は日米安全保障条約改定五十周年の節目の年であったが、民主党政権は記念行事を何もしようとしないので、何とかすべく安倍元首相と米国へ行き政府高官と会った。
相手方から言われたことは、オバマ政権は発足当初に初めて外国の首相を招いたのは麻生首相である。ヒラリー・クリントン国務長官が最初に訪問したアジアの国も日本である。
これらの一連の米国の対応を見て、韓国は驚き、中国は怒った。
これだけ日米関係重視の対応をしたオバマ政権に対して、民主党政権の対応はなんだ。
米国は怒り、あきれ果てている。
日本大使館職員も、五十周年記念行事の話しを切り出せる状況ではなかったと言った。
民主党政権の一年数ヶ月で日米関係は取り返しのつかない状況までになった。
南では中国による尖閣諸島侵略、北はロシアによる北方四島侵略の既成事実の強化、全て民主党政権の失敗である。
また、森本敏教授は昨日まで沖縄にいて、色々な人に話しを聞いた。
全員が普天間基地問題は県外移設、沖縄に対する様々な補助金はこれまで通りと言った。
これも鳩山内閣の責任である。