東北関東大震災

3月11日(金)東北地方から関東地方にかけての広い地域を震源地とする大地震があり、津波によって茨城県から青森県にかけての太平洋沿岸地域が壊滅状態になった。
被害の規模は未だに不明だ。
県議会では四つの常任委員会に分かれて委員会審議の最中であった。
3時前後に休憩をとるが、私の所属する産業経済委員会でも休憩をとって議員控室に帰った途端に妻から「東北で大地震発生」とのメールが入った。
各委員会とも休憩をとっていたので、議員は控室でテレビに釘付けになった。
危機管理担当部署を所管する総務委員会と企画建設委員会はすぐに委員会を休会することを決めた。
その時点で石井土木部長はすでに「東北地方で6メートルの津波がくる」との情報を伝えていた。
産業経済委員会と文化厚生委員会は再開したが、途中で我々の委員会室に知事秘書官が走り込んできて、「高知県にも津波警報が発令されましたので説明させて下さい。」と泡を食って話した。
説明を聞いて、県庁にも津波対策の災害対策本部を立ち上げることが解ったのですぐに委員会を休会とした。
その後の状況はテレビで放映されているとおりである。
今議会の質問戦でも、東南海・南海大地震についての質問がいくつかあった。いつおきても不思議ではないといわれている。
したがって、私にとって東北地方の沿岸部が大津波によって壊滅していく映像は他人事ではなかった。
明日、宿毛市高知市がああいう状況になっても不思議ではない。
被害がどの程度になるかは解らない、福島県いわき市小名浜に住む大学時代の後輩とは全く連絡が取れない。
大学時代の一番の友人は岩手県山田町の出身である。本人はラスベガスに住んでいるが、昨夜岩手県の状況をメールで送ったら返信メールがきた。
「関東に住んでいる姉と連絡がとれ、山田町に住む弟の家は山の中腹にあったためにすんでのところで津波の被害はまぬかれたが、近くに住む姉と姪は行方不明、おそらく津波でやられたのだろうと思う、山田町は壊滅状態だ。」というメールがきた。
あの映像を見ては言葉もない。あまりのことに実感がわかない。しかし、現実だ。
菅首相の記者会見はあまりに頼りない。