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4月10日の選挙結果は
加藤ばく 9,566票 当選、中西哲 5,018票 当選、沖本年男 4,250票 落選
当選したとはいえ、私の得票数は前回に比べて約2,500票減り、加藤候補との差が大きく、私の不徳の致すところです。

4月27日(水)選挙後初の自民党県議団の議員総会開催、
新人議員の任期は4月30日からであり、会場は旭日航ホテルでした。
同じ選挙区の加藤獏県議にも自民党会派に入ってもらった。その結果14名から一挙に22名に増えた。
この日は、総会後、四国電力社員から伊方原子力発電所について説明を受けた。

翌28日は有志議員14名で愛媛県四国電力伊方原子力発電所を視察した。
その際四国電力から説明を受けた事項を以下に記します。
*四国では発電設備の構成比率は火力57%、原子力25%、水力18%となっている(平成21年度)。
伊方原発は、1号機(56万6千キロワット)が昭和52年(1977年)1月に初臨界、同年9月30日より運転を開始した。
そして2号機(56万6千キロワット)が昭和57年3月19日より運転を開始した。
さらに平成6年12月15日には3号機(89万キロワット)が運転を開始した。
原子炉は加圧水型原子炉(PWR)、福島第1原発は沸騰水型原子炉(BWR)
*燃料はウラン235が4.1%、ウラン238が95.9%の濃度の物を使用している。
*また、3号機は平成22年3月よりプルサーマル運転を開始した。
燃料棒(直径約1cm、長さ4m)157本中16本がプルトニウム239を9%含むMOX燃料を使用している。
*原子炉格納容器(全高77m、内径40m)は4cm厚の鉄鋼の外側を140cm厚の鉄筋コンクリートで覆っている。鉄筋の経は5cmで、20cm間隔で組んである。そして、原子炉容器は厚さ20cmの鉄鋼でできている。
*燃料棒は4年間使用する。また、1800℃で溶解する。
*原子炉内は加圧され320℃の湯が循環している。
伊方原発の沖合8kmの所に中央構造線断層帯があり、ここがずれることによる地震対策が課題である。予備電源を確保するため現在電源車を7台(300kvA電源車×3台、75kvA電源車×3台、4500kvA電源車×1台)高台に配置してあり、追加配備する予定である。
 また、可搬型消防ポンプ等を配備している。さらに、各号機に冷却用の海水ポンプモーターの予備品配備と海水ポンプ代替用の水中ポンプ等を配備する予定であり、消防自動車の追加配備も予定している。
*過去に瀬戸内で大きな津波があったことはないが、津波対策のため、建屋等に水密扉を新設する津波対策を実施している。
*授業員数は1700名、内ヨンデン社員は350名、定期点検時は800名増えて2500名となる。4月29日から3号機は定期点検に入る。
ちなみに、伊方原発などで使用している加圧水型原子炉(PWR)は米国の原子力潜水艦の原子炉をモデルとしており、世界初の原子力潜水艦「ノーチラス」は1954年(昭和29年)の竣工であり、戦略ミサイル原潜「ジョージ・ワシントン」は1959年(昭和34年)の竣工である。
米国海軍はこの他に原子力空母も10隻保有しているが、公式には原子炉関係の大きな事故は報道されていない。
ただし、旧ソ連では原潜の事故が何度かあったと報道されたし、中国海軍でもあったと報道されている。
高知県伊方原発から、県内電力使用量の4割以上を供給されているが、私の住んでいる宿毛市でも直線距離で約70km、事故があった時は高知県は大きな影響を受ける。