福島原発事故東電発表の遅れ?

前回のブログで福島第1原発1号機の炉心溶融地震後24時間以内に起きていたのではないか?と書いた。
やっぱりその通りであった。
また、同じく「米国政府は自国民を日本国外に退避させた」と書いたが、22日(日)のテレビ番組に米国国務省元日本部長のメア氏が出演しており、在日本米国大使館員の家族は国外へ退去したが、大使館員は日本に残っていたと発言していたので訂正する。
在日米軍の家族はどうしたのかわからないが、米国の心配の通りであった。
最近になって1号機のみならず、2、3号機でも炉心溶融が起きていたと東電が発表した。
1号機については、原子炉圧力容器から燃料が原子炉格納容器へ漏れ出ているそうだ。この溶け出た燃料の処理は大変難しいといわれている。
それ以前に、1号機から3号機まで炉心溶融を起こしたということは、再臨界の発生や溶けた燃料の核分裂によって高温となった燃料が原子炉圧力容器や原子炉格納容器を突き破って大規模な放射能汚染を引き起こす可能性が高かったのである。
あの地震直後に炉心溶融が発表になっていたとすれば、おそらく関東、東北地方は大パニックになっていたであろう。
24日(火)、松山市で四国四県の正副議長会が開催され、伊方原発を抱える愛媛県から緊急提言として原発の安全対策の強化を求める意見書案が提出され、全会一致で可決されたが、私はこの意見書にテロ対策の強化を求める一文を付け加えることを提案し了承された。
愛媛県の寺井議長の話によると、米国ニューヨークの9・11テロ事件の直後は、伊方原発でも警察機動隊が警備していたとのことである。
ところが、前にも書いたように現在は民間警備会社が警備している。テロリストの攻撃には無力であろう。
伊方原発もテロリストの外からの攻撃には弱いと危惧する。