今年の初盆

8月13日は私の地元宿毛市では初盆の人達の迎え火を焚く。
東北の被災地では2万人の初盆だ。
数日前のNHK放送で、被災地で夏祭りの準備をする人達のドキュメンタリー番組を見た。
津波で妻子、両親など4人を亡くした男の人、6人亡くした男の人が出ていた。
妻と息子、両親をはじめ6人の家族を亡くし、息子の供養のために祭りを準備しているという男性は、未だに信じられないと話していた。
今日の読売新聞には衆院復興特別委員長を務める黄川田徹衆院議員(57)(民主党、岩手3区)の奥様の遺体が確認されたとの記事があり、51歳の奥様と29歳の息子さん、ご両親、秘書の5人を一度に亡くされたとのことである。息子さんは私の息子と同い年である。
7月に視察した宮城県岩手県津波被災の現場に立ち、ここで家族が5人も6人も一度に亡くなったら、私は精神の均衡が保てるかどうか、自信がなかった。
今、初盆を迎え、上記の人達の心を思う時、明治三陸津波被災者の皆さんはどうやって復旧を遂げたのか、学びたいと思う。