活きがいいぞ高知

10月12日(水)東京のホテルオークラで株式会社ダイヤモンドダイニング社の10周年記念、100業態100店舗達成記念祝賀会が開かれて出席した。
実際は240店舗あるそうだ。
ダイヤモンドダイニング社の創業者は高知県出身の松村厚久氏(44歳)である。
同社は県内に新会社「土佐社中」を作り、今年四月から宿毛市にある「すくも湾漁協」と共同で建築した水産加工場を使って、同社が使用する水産加工品を東京に送っており、宿毛市の漁業振興に大いに貢献していただいている会社である。
「踊る大感謝祭」と題するこの宴会の出席者は600名、芸能人の結婚披露宴で使用されることで有名な大広間にいっぱいの客である。
松村社長とは宿毛市高知市で二度会食したことがあったが、この日は全く違った様子であった。
午後6時から始まった宴会は、中谷元衆議院議員が主賓の挨拶を始めた途端に突然ゴレンジャー?が現れ、中谷議員を拉致するパフォーマンスが始まり、10時に終わったそうだが(私は9時に帰った)、最後まで徹底的に出席者を楽しますパフォーマンスのオンパレードであった。
その中身は若い女性歌手グループ(名前を忘れた)の演奏と歌、お笑い芸人や、元体操選手で跳び箱の世界記録保持者でタレントの池谷直樹のグループのパフォーマンスをはじめ大ドンちゃん騒ぎの宴会であった。
松村社長は学生時代ディスコで店長をやっていたそうだ、その頃から客を徹底的に楽しませる手腕に秀でていたそうである。
私の席には中谷議員、広田一参議院議員高知県観光特使の西川りゅうじん氏、「ねぼけ」グループの竹内太一社長さんなどがおり交友を深めることは出来たのだが、パフォーマンスの連続にはいささか疲れた。
松村社長の仕草はお笑い芸人「欽ちゃん」にそっくり、しかし、バイタリティーのある人だ。
つかみどころのない怪人のようだが、店を作り、経営する感性には天才的なものがあるという評価だ。
翌13日は銀座にある高知県のアンテナショップ「まるごと高知」で、高知県地産外商公社の中沢理事長、尾崎課長に、東京の大手デパートの店長を勤める私の大学時代からの友人を紹介し、高知県物産展の開催をお願いした。
私が宣伝したので友人は二回ほど「まるごと高知」の一階を訪れてくれており、高知県の意気込みは感じてもらえていた。
これまで地産外商公社では大型量販店で高知フェアーや物産展を行った経験はあるが、デパートでの経験はないそうだ。
この日は企画担当社員を連れて来てくれて話を聞いた。売り上げもスーパーとデパートでは段違いにデパートが多いそうであり、高知物産展を開くとしても売り場面積が広すぎて高知県単独では対応できそうにない。一工夫も二工夫もいるそうだ。
2階レストランで一緒に食事をした友人は、店の雰囲気もいいし、客質が良いなと誉めてくれた。
そう言われて店内を眺めてみると、老年のご婦人方数名のグループがいくつかと、商談であろうサラリーマンが数組、若い女性のグループなどが食事をしており、落ち着いた雰囲気である。
「まるごと高知」は二年目に入り、一階の物販では品揃えの充実、レストランでは好調の持続に向けての取り組みが必要であろうと思った。