平成24年年頭所感

明けましておめでとうございます。
今年は年明けから新聞紙上でやたらと殺人事件の報道が多いと感じている。
世情不安の表れかな、などと考えている。
国の内外もいい話はあまりない。
しかし、日本には物作りの技術者集団がいる。この人達が国内で頑張ってくれているうちは大丈夫かなと思う、しかし、円高、ドル安、ユーロ安ではこの人達の頑張りにも限界がくる。
昨夜、BS放送で多分「いつでも夢を」という題名の映画ではなかろうか、吉永小百合浜田光夫橋幸夫などが出ている映画を見た、吉永と浜田は町医院と町工場に勤めながら定時制高校に通っている。橋幸夫はトラックの運転手だ。
題名がわからないのは途中から見たからだが、終わりのほうに「いつでも夢を」の歌が流れていた。
始めは「キューポラのある街」かなと思って見ていた。この映画は昭和37年に作られているので「いつでも夢を」も同時期に作られているはずだ。
敗戦後から十数年、当時の日本は十分に貧しい。
私は小学校の5,6年生の頃だからそれを実感できる。
日本はあれから二十数年で世界の経済大国になった。
終戦直後、日本海軍元将校が米海軍将校から日本と米国は良いライバルだから、日本は敗戦で経済的には4等国なっとたが、精神的に4等国とならないでくれと言われた話は、依然このブログに書いた。
その話は「軍艦武蔵」という本に出てくる。
バブルの崩壊以降失われた20年とかいって経済的な低迷状況が続き、さらにここ5〜6年は政治的に4等国に成り下がった。
「いつでも夢を」を見て思った。あの時代からの頑張りがあれば、たとえ高齢化社会を迎えた現在とはいえ十分に回復は出来る。
政治家の覚悟次第だ。
橋下大阪市長が「たかじんのそこまで言って委員会」に出演していて、そこでの発言を聞いて感じた。
この政治家は小泉元総理と同じ覚悟を持っている。
小泉元総理の政策が良かったとは思えないが、政治家としての覚悟、信念を持っていた。