中国人が尖閣諸島上陸、厳正に対処せよ

香港の団体「保釣行動委員会」の抗議船が尖閣諸島魚釣島に乗り上げ、7名が不法上陸をして沖縄県警の警察官が5人を逮捕したと報道されている。
私は昨夜遅くまでこの出来事を知らず、今朝の新聞を読んで詳細を知った。
中国は秋の共産党大会に向け政権内部の主導権争いが激しくなっているとの情報がある。そうなると国民の意識を外に向けるために尖閣諸島に上陸行動を起こす可能性があるとの情報があった。
また、それとは反対に尖閣諸島で行動を起こすこともできないほど政権争いが混乱しているとの情報もある。
結果として尖閣諸島上陸を実施した。
中国は日本政府の対応次第で、次々と繰り返し民間船を装った船で上陸事件を起こし、その後軍事衝突までやる可能性がある。
日本政府は断固として領土を守る意思を表明する行動を起こすべきだ。
今回の行動は魚釣島上陸に備えて沖縄県警、海上保安庁職員を上陸させておいたらしい。しかし、抗議船に並走するだけで魚釣島突入を阻止できなかったのは政府の弱腰のせいである。
双方にけが人が出ないようにせよという上の命令があったとの報道があるが、そのせいであろう。
領空侵犯に対してはしかるべき警告をしたうえで領空侵犯した飛行機は撃墜する。領海侵犯に対してもしかるべき警告をしたうえで不審船を撃沈する。
これが当たり前の国家のやることであろう。
数年前に領海侵犯をした北朝鮮工作船を撃沈するという普通の国家の対応をしたのに、今回の野田政権の対応は全く情けない。
これでは周辺諸国に益々なめられるばかりである。
以前このブログに書いたが、昨年の東日本大震災にあたって菅内閣災害派遣に10万人の自衛官を動員した時に、私はこれで尖閣諸島は中国にとられたと思った。
その時は米国がすばやく対応して米海軍第7艦隊ジョージ・ワシントン空母打撃群を東シナ海に派遣し、約半年間にわたり尖閣諸島周辺で演習を繰り返すことによって中国の軍事行動を防いでくれた。今回は海上自衛隊が行動を起こすべきである。
政府は領海侵犯をする船に対しては断固として攻撃、撃沈せよ。