監査の仕事が始まった

今年は議会選出の監査委員に選出され、24日から出先の監査が始まった。
監査チームは二組あり、もう一組は桑名県議と朝日代表監査委員、事務局から元吉次長のチーム、私は坂本千代委員(税理士)、久保局長と組んでいる。
24日(水)は県立図書館、女性相談センター、環境研究所である。
初めての事ゆえ、1時間前に事務局に行き、久保局長から監査の概要について説明を受けた。
私は、予算執行の状況等について数字で説明を受けて質疑応答をするイメージでいたが、そちらは事務局職員がすでに済ませており、指摘事項がある場合にその記載がある。
我々の仕事は常任委員会の業務概要調査とほぼ同じで、事業の目的、効果などについて質疑応答をするものであった。
25日(木)は午後から伊野町にある県立紙産業技術センター、昨年、産業経済委員会の業務概要調査で訪れている。
関所長から説明を受けた。
意外と知られていないが、紙産業は高知県では年間の製造品出荷額が500億円を超えており、水産業より多い。
24年度は工業用雑種紙の出荷額が対前年度比78%に落ち込んだ。
これはコンデンサー用の紙を生産するニッポン高度紙社の落ち込みの影響で、工業用雑種紙の平成23年度の生産額が約120億円、これが平成24年度は約95億円に落ち込んだ。このほとんどがニッポン高度紙工業社の生産額だそうだ。
その原因は、自動車業界とテレビなどの家電業界の生産額の落ち込みによるものであったが、今年度は上昇する見通しだそうだ。
その後、県立果樹試験場を訪れた。
ここではブルーべりーの早期出荷の取り組みについての説明が興味深く、鉢植えならぬ箱植えのブルーベリーの木から直接ブルーベリーを食べたが、大変甘くて美味しかった。
高知県産のブルーベリーの出荷額が増えることを願った。