宿毛市の津波浸水深刻、新たな地震被害予測

昨日、高知県が新たな地震津波による被害予測を公表した。
それによると、これまでも最大の被害が想定されていた、冬の真夜中に地震が起きた場合でも、住宅の耐震化率を現状74%――>100%へ、家具の転倒防止対策を現状20%――>100%へ、津波避難意識を徹底させることなどにより、現在の想定死者数42,000人を1,800人以下に減少することができる。
それは朗報であるが、新たに宿毛市津波被害で、最大2.4mの地盤沈下が起き、宿毛の市街地と沿岸集落は長期にわたって浸水被害が起きるという予測である。
これはあくまでも、最悪の事態で、三重県南部沖から徳島県沖と足摺岬に大きな滑りが起きたことを前提にしている。
これが宿毛市にとって最悪のケースである。
宿毛市の市街地は平均海抜2mであり、地盤沈下によって海抜マイナス0.4mとなる。
この地盤沈下が、どの程度の期間続くのかはまだ明らかではない。
いずれにしても宿毛市にとってはまた難題が加わった。