高知県防衛議員連盟結成

8月18日(日)午後1時から高知会館において高知県防衛議員連盟の設立総会が開かれた。
平成21年(2009年)12月に、県議会では私が中心になって、陸上自衛隊第50普通科連隊の高知駐屯地が開設されるにあたって、一足先に高知県議会防衛議員連盟を結成し、連隊長や第14旅団長(善通寺)、自衛隊高知地方協力本部長などが交代するたびに講演会と懇親会を実施し、また、海上自衛隊の艦船が高知県内に入港した時に歓迎会等に出席してきた。
今年になって、高知市議会の平田市議から私に、自分の所属する会派(新風クラブ)全員で防衛議連に加盟したいとのお話があった。
私は、東日本大震災における自衛隊の活動をみて、県民の自衛隊に対する信頼感が増していると感じていた事、中国の尖閣諸島に対する動きで防衛問題が県民にとっても強い関心がある事などを考え、それなら、県下各地の市町村議員にも呼びかけて全県下的な組織を作ろうと思った次第である。
準備は県議会防衛議員連盟の、桑名、梶原両副会長、西内隆純事務局長で話し合い、そして、自民党高知県連の力も借りて県下の市町村議会に連絡を取って進め、昨日の設立総会になった。
役員は会長に桑名龍吾県議、副会長に山本茂夫香南市議会議員、平田文彦高知市議会議員、中平富宏宿毛市議会議員、事務局長に梶原大介県議、事務局員に西内隆純県議、顧問には中谷元衆議院議員になっていただいた。
本会の目的は「国防思想の啓蒙とその普及を図り、県民と自衛隊の相互理解を深め、自衛隊の健全な発展に寄与し、もって日本と世界の平和と繁栄に貢献すること」である。
会員は県議29名、市町村議員69名、合計98名でのスタートであるが、一部の市町村議会に追加加入の動きがあるので今後も増える予定である。
記念講演では、高知県出身の元陸将で初代内閣衛星情報センター長である國見昌宏氏(昭和17年1月生まれ)を招き、「我が国を取り巻く周辺情勢と今後の防衛力整備のあり方」と題してお話をしていただいた。
講演は大変好評であったが、とりわけ橋本龍太郎総理の時に、橋本大二郎高知県知事から橋本総理に、沖縄の海兵隊宿毛市に持ってくることができないかとの話があり、國見氏が橋本総理に自身の見解を話したとの話があった。
私も初めて聞く話で大変興味深かった。