県議会産業振興土木委員会開催

6日(水)午前10時から産業振興土木委員会が開催された。
議題は、5月に行われた出先機関の業務概要調査の際の質問、陳情事項についての取りまとめである。
冒頭、奥谷土木部長より今回の豪雨災害について報告があった。
幸いにして死者が出なかったので、マスコミではあまり多く取り上げられていないが、土砂災害が212カ所、土佐清水市では西南豪雨を超える雨量があった。
また、高知市中心部を流れる鏡川が増水し、一時危険水域を突破したが、それは上流の鏡川ダムが昭和53年にマニュアルを作って以来の水位となり、ダムの越流の危険が迫った為に放流した時期が、高知港の満潮に重なり、一時的に鏡川の水位が上がった為であったとの事である。
また、北部の大豊町複数で地滑りがあり、以前として危機的状況が去っていないなどの報告があった。やはり、大きな被害が出ている。
また、私は藤平防災砂防課長に対して避難勧告について質問した。
高知市は全域で避難勧告が出たが、周りが冠水して非難できない人達もいた。また、もしも一度に何万人もが車で殺到したらそれの方が危険だ、また、今回は市内の多くの地域は浸水対策だけなので建物の2階以上に避難すれば安全なはずだが、それらの点は考慮されないのかと質問したところ、防災課長は、避難勧告は市町村が出す権限を持っているので一般論でしかお答えできないが、そういうことも含めて検討されるとの回答であった。