高知県の豪雨災害報告

本日午後12時から自民党県議団の議員総会があり、会の始めに危機管理部の橋口副部長と小谷総務部長から8月26日発表になった豪雨災害の報告があった。
それによると、8月1日から5日までの雨量(台風12号)は県中央部で1000ミリ超え、7日から10日までの雨量(台風11号)は県東部と西部で1000ミリ超え。
総雨量は仁淀川町鳥形山や香美市下香北等で2000ミリ超え、多いところで年間雨量の5割超、8月平年値の4倍超の降雨であった。
住家被害が全壊4棟、半壊2棟、一部損壊205棟、床上浸水728棟、床下浸水1,120棟の被害があったのに比べて、人的被害は重傷1名、軽傷6名と極めて少なかった。
県管理道路の被災箇所は、国道5路線20箇所、県道35路線72箇所の合計92箇所。
この他、港湾や河川にも被害が出ている。
経済被害は、商工業分野が約0.86億円、農業分野が約24.2億円、林業分野が約2.6億円、水産業分野が約1.1億円、観光分野が旅館・ホテルのキャンセルによる影響が約1.7億円となっており、合計約30.46億円となる。
これに道路関連、土砂崩れなどの災害復旧被害が百数十億円となるようだ。
8月になってから丸一日晴れた日がほとんどない、こんな8月は生まれて初めて経験する。
広島市の死者行方不明者70数名という被害から比べればましだが、本当に異常な天気である。