内閣改造と党役員人事

内閣改造で5名の女性閣僚と1名の党役員が誕生して話題になっている。
小渕優子経済産業大臣は政治家として評価が高い、高市早苗総務大臣政調会長として実績を上げて来た。有村治子行政改革担当大臣、山谷えり子拉致問題担当大臣は保守の論客である。
保守の論客といえば稲田朋美政調会長は有名だが、衆議院議員3期で政調会長就任は初めてだそうだ。
松島みどり法務大臣はよく知らないが、今回の女性閣僚の人事はマスコミで高く評価されているそうだ。
石破さんは地方創生担当大臣、鳥取県選出で、本県同様財政力の弱い県だ。
「地方の再生なくして日本の再生はない」というのが安倍内閣の目標だ、その意味では地方の実情を知り、農政に強い石破大臣には期待する。
谷垣禎一幹事長には驚いた。私は地元の高知新聞のインタビューで「党内の融和を考えたのだろうが、不可解、福島、沖縄の両県知事選挙と来年の統一地方選挙を考えればもっと力強い幹事長を期待していた。」とコメントしたが、本当に予想外であった。
総務会長に就任した二階俊博代議士と共に親中派だ、党の役員は対中国の布陣かなと考えた。
マスコミ報道でも流れているが、安倍総理は本来なら内閣改造は必要ないと考えていたのではなかろうか。
かと言って入閣待望組に対する配慮もある。これは本人もさる事ながら、地元の期待も大きいのでやらざるを得ないのであろう。
昨日(4日)、来月5日に開催予定の自民党高知県連主催の政経文化パーティーのお願いに、友好団体を訪問したが、何人かに、高知県選出の中谷、山本、福井代議士が入閣出来なかった事を聞かれた。地元の皆様は期待しているのである。
昨日、共同通信社の世論調査が発表されたが、8月の調査に比べて、安倍内閣に対する評価が49.8%から54.9%へ、自民党への評価が35.9%から42.0%へそれぞれ上昇している。
改造前の回答であるから今後まだ上がるであろう。
来年の統一地方選挙までに急降下しないことを祈る。