袴田事件再審決定

昭和41年に静岡県で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で死刑が確定し、3月27日再審=裁判のやり直しが認められた袴田巌さんが逮捕から48年たって東京拘置所から釈放された。
やっと認められたのかという思いがする。
おそらく再審で無罪になるのではないかと思うが、もっと早く再審を認める事はできなかったのかと思う。
この事件については、私の友人である山平重樹氏が平成22年(2010年)6月「裁かれるのは我なり――袴田事件主任裁判官39年目の真実」という本を書き、それを読んだ後で、有罪とされた証拠品は警察、検察の捏造ではないかという思いがしたので、このブログでその旨を書いた。
それというのも、この本に書かれていたのは、袴田事件の一審の主任裁判官であった熊本典道氏から「袴田君は無罪だ」との衝撃的なコメントがあり、熊本氏は袴田氏の無罪を訴える行動をしていたことを知ったからである。
また、袴田氏が元プロボクサーであったことから、ファイティング原田さんをはじめ多くのボクシング関係者も袴田氏の無罪を訴える活動をしている。