地震・津波対策の現地調査

南海トラフ地震対策特別法が昨年11月に成立、それに伴う県の予算議案も3月に成立したので、先週から私の選挙区である宿毛市、大月町の対策について現地調査を行っている。
初めに、大月町の海岸線の集落の区長さんに話を聞きに出向いている。
大月町は航空写真を使ったA3版の防災マップを全戸配布している。
これは素晴らしい出来栄えだ、津波の浸水予測図、避難道、避難場所がすぐ分かる。
しかし、これから整備途中の地区もあり、私も県や町との連絡のお手伝いができる。
今日は、大月町一切地区の福田区長、柏島の山本区長さんはじめ5人の地区役員さんからお話を聞き、現地調査を行った。

上の写真の通りいつ見ても柏島は素晴らしい景観だ。山本区長さんの自宅は、数年前に映画「釣りバカ日誌」の舞台になった旅館だ。
しかし、島の低地に集落があるため津波被害をもろに受ける、幸いにも高台に旧柏島小学校があるのでここが避難所になる。
下の2枚の写真は先週行った古満目地区、これまでに何度も津波被害を受けている地域で、地形上津波に弱い地域だ。

初めの写真の避難場所は海抜18メートルの場所にソーラー発電・バッテリー付きの避難誘導灯を設置してあり、軽自動車で行ける。その後、この地区は20メートル以上の津波に襲われるとの予想が出て、さらに上に逃げるための階段を整備した。
ところが、次の写真のように、さらに上に避難するもう一方の道路際に崩れやすい所があるから見てくれと言われて、地区の方と一緒に見に行ったわけである。
現地に行くと課題も出てくる。
written by iHatenaSync