安倍総理にお願いします

本日のテレビニュースで、米国務省のサキ報道官が5日の記者会見で、安倍晋三首相が8月の終戦記念日に合わせた戦後70年談話の発表を予定していることに関し「村山富市首相と河野洋平官房長官が(談話で)示した謝罪は、日本が近隣諸国との関係を改善しようと努力する中で重要な1章を刻んだというのがわれわれの見解だ」と述べた。との報道があった。
米国が、日本と中国、韓国との関係改善を念頭に置いての発言であることはよく理解している。
また、日本の安全保障は米国に大きく依存していることもよく理解している。
そうであったとしても、このサキ報道官の発言は内政干渉ではないのか。
昭和20年に 原爆を2度も落としたり、東京大空襲を始め日本各地を無差別爆撃して日本国民を虐殺したことに対して、米国の大統領は謝ったことがあるのか、また、1899年から始まった米国のフィリピン侵略にあたって、最初の2年間でルソン島住民の6分の1を虐殺したとアメリカの新聞が報じたそうだが、その数が61万人以上に当たるそうである。
米比戦争のフィリピン人犠牲者数については諸説あるようだが、これ以外にもサマール島やレイテ島においても10万人以上を虐殺したとの記録もあるそうだ。
これを指揮したのがアーサー・マッカーサーであり、GHQ司令官ダグラス・マッカーサーの父親である。
このフィリピン侵略、住民虐殺に関して米国大統領は 謝ったことがあるのか。
奴隷制度は廃止されたとはいえ、黒人差別のあった当時の米国人にとって、有色人種は人間のうちに入っていなかったのかもしれないが。
談話作成にあたっては有識者の意見を聞くとの、菅官房長官の発言も見た。
安倍総理、立場上公然と米国に楯突くことは難しいでしょうが、独立国家日本国の総理としての矜持を持ってこの問題に対処して頂く様お願いします。