南海トラフ地震に備えて

今日は宿毛市役所へ出向いて南海トラフ地震に備えた「宿毛市地域防災計画(平成26年6月作成)」と「宿毛市長期浸水対策検討会第2回担当者会」の資料を頂き、市の楠目危機管理課長から説明を聞いた。
宿毛市では300年前の宝永地震並みの地震がくれば震度6強、10mの津波が想定されており、海岸沿いの片島地区から市の中心部である中央1丁目から7丁目までが津波被害を受けると想定されている。
その時には、我が家も含めて流されるであろう。
但し、住民説明会では高齢者の方から「自分が生きているうちには来ないだろう」との声があり、なかなか震災対策がスムーズにいかないようだ。
南海トラフ震源とする地震の発生確率は、地震調査研究推進本部(平成26年1月)の発表では、今後10年以内の発生確率は20パーセント程度、今後30年以内の発生学率は70パーセント程度、であるから無理もないところはあるが、いつ来るか予測できないのが悩ましいところだ。
安沢副市長からも状況を聞いた。
その後宿毛土木事務所を訪れ、元久所長と小松道路課長から来年度の津波対策事業とその他の工事状況を聞いた。
来年度は松田川河口の堤防の補強工事にかかるそうであり、そのため平成27年度予算は2割アップになりそうだ。
また、国道321号線の小筑紫バイパス事業も計画が見えてきた。
市民の安心に繋がる事業である。