安倍総理の「我が軍」発言

今日の高知新聞朝刊に、この発言に対し、菅官房長官は「通常の観念で考えられる軍隊とは異なるが、自国防衛を主な任務とする組織を軍隊と呼ぶのであれば自衛隊も軍隊だ」と説明したと報道されている。
これに対し民主党の枝野幹事長などは、「憲法に戦力を持たないと明記しているのに説明がつかない」とか、別の議員は「軍隊ではなく自衛隊、軍人ではなく自衛官だ。これが憲法の制約だ」と語った。と報道されている。
おっしゃる通りである。
高知新聞は得意げに報道しているが、産経新聞にはこれに関する記事はない。
まるで「はだかの王様」物語だ。
今日のブログに書いた護衛艦「いずも」の防衛省の公式見解と同じだ。
もっとも私の大学生時代は、戦車を特車と呼んでいた。今でも砲兵部隊は特科部隊と呼ばれている。また、士官の階級を大尉は1尉、中尉は2尉、少尉は3尉と呼ぶ。
まるで運動会のようだが、これも自衛隊は軍隊ではないと言い募ってきた名残である。
自衛隊が軍隊であるかどうかよりも、この国を独立国家として維持していくために軍事力が必要かどうかの根本議論をしないのか。
軍事力が必要だから、60年前に自衛隊という名の軍隊を設立し、それを維持、増強し続けてきたのではないのか。