地方議員とはいえ政権与党の一員としては、個々の裁判官の判断に異論を唱えるのは控えた方がいいとは思うが、一言言いたい。
人類はこれまで火や火薬など、危険ではあるが生活に便利な道具をリスクを抱えながらも使い続けている。
文明の利器で一番人類に犠牲を強いているのは自動車だろう。昭和45年の1万6,765人を過去最多として減少したとはいえ、交通事故の死亡者数は平成26年も4,113人である。
交通事故の主な原因は人間の不注意なので克服できるが、原発の燃料棒の事故は人間がコントロール出来ないからゼロリスクが求められるとの反論があるのだろう。
しかし、先に挙げた事故の起きなかった原発は安全性がコントロールされたのではないだろうか。
エネルギー政策は国家の根本をなすものである。司法ではなく政治が判断すべきものではないだろうか。