中国軍の傲慢

今朝の産経新聞にケリー米国務長官が中国を訪問し、習近平国家主席と会談した際、南シナ海の埋め立て問題を問いただそうとしたケリー長官の質問を、習近平国家主席はほとんど無視したとの記事が載っている。
また、「中国軍制服組トップの范氏は「米国は領土問題で中立の立場をとることを約束したはず。言動を慎むべきだ。中米関係と南シナ海の安定に利することをやって欲しい」とケリー氏を逆に"説教"した。」とも書いてある。
中国軍のトップが米国外交のトップに説教した話はこれまで無かったであろう。
これも中国軍に対する習近平のコントロールが効かなくなりつつある事の証明である。
現在、中国が南シナ海で行っている領土拡張行動は、第二次世界大戦前のナチスが東ヨーロッパで行った事とよく似ている。
何よりオバマ大統領の対中国外交の失敗の証明だろう。
これでまた一つ、日本国憲法の前文にある「平和を愛する諸国民」が我が国の隣にはいないという事が分かった。