一票の格差

今朝の産経新聞「正論」に、立命館大学フェロー・加地伸行氏の「投票率こそが民主主義の基礎だ」という文章が載っている。
加地氏は「人口の多寡がすぐさま一票の格差原因となるわけではない。すなわち機械的に人口数の比較によって1票の格差を決めつけるのではなくて、投票者の投票意識つまりは投票率というものを重視して、票の実質的格差を検討した上での判決であるべきではないのか。しかし、そうした議論がなされた形跡はほとんど見えない。」と主張されている。
我々自民党高知県議団は、衆議院選挙でも参議院選挙でも、裁判所の判決に対してこの主張を繰り返して来た。
今回初めて学者からの応援を得て心強い。
一般的に大都市圏ほど投票率が低い。しかし、先月実施された県議会議員選挙の高知市選挙区の投票率は43.93%、高知市選挙区の県議選はここ何回も50パーセントを切っている。
これを改善しないことには我々県議団の発言も説得力に欠ける。