大東亜戦争を
ニューギニアで戦い、戦後、60歳を過ぎてから全てを投げうって
ニューギニアに渡り、戦友のご遺骨の収容に生涯を捧げた西村幸吉さんが満95歳の天寿を全うされた。
その生涯はオーストラリア人のチャールズ・ハペル氏が「ココダの約束」という本に書き、多くの人を感動させた。
私は平成23年と26年の2度、西村さんと南海支隊戦友
遺族会の皆様と一緒に
ニューギニアに慰霊の旅に出かけた。
平成23年の慰霊の旅に同行した
高知新聞の福田記者が、旅の模様を「祖父たちの戦争」と題して
高知新聞に二度にわたって連載して反響を呼んだ。
昨日、私が
参議院選出馬の記者会見をやっている最中に、南海支隊戦友
遺族会事務局長の
高野山の辻本さんから電話で知らされた。
先日辻本さんから聞いた話では、2ヶ月以上前から点滴だけになり、
ホスピスの施設に移っていたそうだが頭はしっかりしていたそうだ。
最後まで、体内に敵弾を残した上に、何度も
マラリアの再発に苦しめられた生涯であった。
ご冥福をお祈りします。