横瀬川ダムの本体起工式に出席

14日(日)午前10時から横瀬川ダムの本体起工式が、尾崎知事、名波四国地方整備局長など多数の関係者の出席のもとに行われた。

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今年9月の台風で宿毛市の平田、山田地区が多数の床上浸水被害があった。また、四万十市でも浸水被害があった。

平成17年以来だ。この地域は中筋川ダムが出来てからも何度か浸水被害が出た。

特に平成16年と17年には連続して床上浸水被害が出て、県議であった私は対応に追われ、県議会の質問でも対応を質した。

県執行部の答弁は中筋川ダムに加えて横瀬川ダムが完成してはじめて洪水対策ができるというものであった。しかし、当時は横瀬川ダム完成の目処も立たず、抜本的な対策がない中で、私は地元の方から、川床掘削の要望を受けた。

以前は時々河床掘削をやっており、その為これほど大規模の浸水被害は無かったとの話であった。

当時の宿毛土木事務所長に川床掘削費用の調査をしてもらった所、費用総額は約3億円、当時中村土木事務所と宿毛土木事務所の河川整備費が年間合わせて約3千万、全部つぎ込んでも10年かかるとの事で頭を抱えた。ところが、その年であったか、翌年であったか、地元を訪問した山本有二衆議院議員が地元の皆様の熱い要望を受け、川床掘削をやる事を決断してくれた。

当時、川床掘削事業に対する国の補助制度は無かったが、山本代議士が復活してくれた。

山本代議士から中西さん、県の負担分については頼むという事で土木部長に要請して予算を付けてもらい、3年間で3億円の予算で完了した。

そのおかげで、その後は今年まで大きな浸水被害はなかった。しかし今年9月のとんでもない雨量で大きな被害が出た。

地元の皆様にとっては横瀬川ダムの1日も早い完成が望まれている。

ダムは平成31年度完成が予定されている。