委員会開催と岡本行夫氏の講演

前後するが、24日(木)は午前10時から12時まで外交防衛委員会の開催、自民党からは佐藤啓議員が初めて質疑に立ち、落ち着いて防衛問題について質疑を行なった。
この日の委員会でもアントニオ猪木議員が質問に立ち、相変わらず、冒頭に「元気ですか!元気があればなんでも出来る」の後、軽口のジョークは降っている雪にかけて、アダモの「雪は降る、あなたは来ない、私はやって来ました。」と話した途端に大爆笑、そのおかげで質問内容が稲田大臣に聞こえず少し混乱、岸田外務大臣への質問であった。12時に閉会。
午後1時からはTPP特別委員会、安倍首相が出席し、民進党蓮舫代表が質疑に立った。
この日はテレビ中継が入ったので議員も張り切っている。
蓮舫議員の質問に対して安倍首相がきちんと答弁していないと、民進党の理事が各党の理事を呼んで委員長席に詰め寄った様子はテレビで何度か流れた。
民進党理事が委員長席の机を叩いて抗議、他党の理事はシラけていた。その間も質問者の蓮舫議員は安倍首相の答弁を黙って聞いていた。
あまりのアンバランスに笑ってしまった。
自民党から「テレビ中継があるからといって張り切るな」とのヤジが飛んだ。午後4時30分閉会。
すぐに参議院議員会館の会議室で開かれている日米国会議員連盟総会に出席した。
ちょうど講師の元外交官・岡本行夫氏の話が始まっており、これが聞きたかった。

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(上の写真、真ん中が岡本氏、右側が長島議員、左側が前原議員)
話の概略は①アメリカの核ミサイルICBMの基地を視察した際の話、ミサイル誤発射を防ぐシステムは十数人が規定の動作をしなければ核ミサイルは発射出来ないシステムになっている。また、視察した基地はワイオミング州にあり、四国の広さにミサイルが点在している。日本が核ミサイルを持つ事を主張する人がいるが、その人に対してはそんな場所が日本のどこにあるのですかと言う、日本の核武装は無理だ。
核ミサイルを搭載する戦略型原子力潜水艦には触れなかった。
②日本にとって沖縄の基地が敵国に対する抑止力だとの見方もあるが、米海軍の第7艦隊が唯一の抑止力だ。
③駆け付け警護に反対する人の考えがわからないと言い、ジュバから日本人国連職員が脱出したときの対応や、中東で日本のタンカーが攻撃された際に、米海軍が反撃して守った際に米軍に3名の犠牲者が出た話をした。
この議連には民進党の議員も加盟しており、出席していた長島昭久議員と前原議員は役員だ、長妻議員も出席していた、さぞや肩身がせまかったろう。