加計学園問題の審査

10日(月) 衆議院参議院の合同委員会で参考人を呼んで加計学園の集中審議が開かれ、テレビで見た。

結果は新しい事は何も出なかった。

私は参議院での自民党青山繁晴議員の質問が一番良かったと思った。

青山議員は、前川前文科省事務次官と加戸守行前愛媛県知事に同じ質問を何度かしたが、両者の答弁が、この問題に対する認識の違いを明らかにして大変分かりやすかった。

私はこのブログで、加戸前知事のインタビュー記事を何度か紹介したが、全国紙で報じたのは産経新聞だけだったので、テレビを見ていた人はこの問題に対する今治市愛媛県の活動と思いがよく分かったと思う。

前川氏はいろいろ発言していたが、それは事務次官の時に政府の中で発言すべき事でしょう。

また、「愛媛県獣医学部を作ったところで、卒業生がどれだけ地元へ残るか分からない」と発言していたが、まさに霞ヶ関の官僚の典型的な思考だ。

卒業生がどれだけ地元へ残るかは、地方にとって懸念事項ではあるが、地元に獣医学部があるとないとでは確実に愛媛県、ないしは四国に残る卒業生は増える。

また、地方にとって地元へ大学が新設されることは、地域振興、地方活性化に大きく貢献する。

だから高知県は200億円以上を投資して公設民営の高知工科大学を作った(現在は公立大学となった)。

野党は、安倍総理の直接関与の発言を引き出したいのだろうが、今回もそれはなかった。ないものを引き出そうとしても無理だろう。

我々国会議員が取り組む事は、第一にミサイルを乱発する隣の国をはじめ、日本の独立を守る諸課題ではないかと考える。