オーム真理教の麻原他の死刑執行について

昨日(7/6)麻原彰晃ほか6名の死刑執行が行われたとのニュースが流れた。はじめは麻原のみの報道であったので、やっと執行されたのか、長かったと思った。一度に7名と聞いて驚いた。1日に7名の死刑執行は初めての事だそうだ。

もっともまだ死刑執行されていない6名を含めて、一度に一つの組織で13名もの死刑判決が出た事も前代未聞だ。

松本サリン事件、坂本弁護士一家殺人事件、地下鉄サリン事件など一連のオーム真理教による犯罪により六千数百人の被害者を出した事も日本で初めてだろう。それだけの大事件であった。

地下鉄サリン事件が起きた時(平成7年3月20日)、私は宿毛市議選に出る為の選挙運動中で、選挙事務所でニュースを聞いた事を鮮明に覚えている。

その数年後、この教団が事件を起こす前から警察の捜査対象であった事も知った。

一連の事件でサリン事件被害者となった家族の本も読み、胸が痛んだ。

日本の歴史上稀な犯罪者集団が、未だ組織を継続している日本の法制度も疑問がある。

何より、死刑判決が出てから執行まで何十年もかかる事もおかしいと思う。

死刑に反対する人達については、それぞれの人生観だから否定はしない。私の身近にもいる。

何年か前に、死刑反対主義者が法務大臣となり、執行の判断をしなかった。そういう考え方の方が法務大臣になるべきではないとの批判があった、当然だと思う。

しかし、判決が確定したらしかるべき時期に執行すべきであろう。