避難指示等を出す時期

今回の西日本7月豪雨災害で、私の地元宿毛市の住民に対して、あるテレビ局の記者から、避難指示を出すタイミングが遅かったのではないかとの誘導質問が複数あったと聞いた。

その誘導尋問には乗らなかったので、そういう報道は流れなかったそうだが、そんな報道姿勢はおかしい。

私が聞いた限りでは、朝方になって急に水かさが増したとの話が多かった。

私の妻の話では、宿毛市の放送があったが、雨の音でよく聞き取れなかったとの事だ。

外はまだ暗かったので避難するには危険が伴う。

近い所に安全な避難場所があれば別だが、そう多くはないだろう。

大月町では橘浦地区では裏山が崩れ、寝ている側に土砂が来た話や、二階で寝ていて間一髪助かった話を聞いた。

また、安満地地区は区長さんが、まだ暗いうちから異常な雨に気がつき、警戒するよう放送したとの話も聞いた。

この地域は平成13年(2001年)9月6日の西南豪雨災害でも被害を受けているが、今回は床上浸水被害がその時より多い。集落に至るまでの道路の土砂崩れも多い。

自宅から離れて避難所へ行くのが良いのか、自宅の2階へ移動した方が良いのかは、自宅がある場所の状況と時期次第で、本人が判断するしかないだろう。

また、地域の消防団員が活躍してくれて被害者を出さずに済んだとの話も聞いた。

消防団に対する予算も充実すべきであろう。

今回、土砂災害を受けた方から、裏山に砂防ダムを作ってくれとの要望を出していたとの話をいくつか聞いた。小さな物て済む。大切な事だが、予算が足りずに実現出来ていない。

今後は災害予防という観点から予算投入すべきだと思った。

このブログを書いている最中の午前4時34分に、茨城県沖を震源とする震度4の地震があり、書くのを一時中断した。M4.8と報道されている。

首都圏直下型大地震南海トラフ地震、北海道釧路沖地震などが予想されているが、いつ、どこで何が起きても不思議ではなくなった。