台湾視察その2

昨日の午後5時頃に28日の蔡英文総統の面会日程が決まった。

総統の面会日程はなかなか取れないようで、まして今年は数日前に自民党青年局の鈴木局長を団長とする80名からなる訪問団(国会議員は7名)が訪れて面会していた。

午前10時30分から30分間の面会予定が取れたので全ての予定を変更して、9時20分にホテルを出発して総統府に向かった。

総統との面会には日本台湾交流協会の沼田代表も同席してくれた。

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面談は蔡英文総統の歓迎の挨拶の後、私が訪問団を代表して挨拶し、全員が自己紹介をした。

蔡英文総統の挨拶の中で、私が高知県議会議長の時、平成24年にランタン祭りの訪問団として訪台したことをはじめ、台湾と坂本龍馬を生んだ高知県との交流が活発に行われているとのお話があった。

私は挨拶の冒頭、今回の台湾南部の豪雨災害に対するお見舞いの言葉を述べ、7月の西日本豪雨災害に対する蔡英文総統からのお見舞いのメッセージと二千万円の義捐金を頂いた事、また熊本地震東日本大震災の際の支援に対するお礼を述べた。

そして、日本と台湾は民間を中心として観光交流など活発な交流が続いており、昨年台湾から日本を訪れた観光客は450万人を超えた。

このような交流が続く中で、8月14日に台南市に一部の勢力によって慰安婦像が建てられたことは残念であると述べた。

慰安婦像が建てられた事については、先の鈴木自民党青年局長も抗議しているし、日本の台湾大使館にあたる台北駐日経済文化交流處の謝長延代表も遺憾の意を表明していたのでそれ以上は発言しなかった。

最後に再度私が今後の日本と台湾との交流を深めていきたいと話した。

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面会後は総統府を案内してもらった。この建物は戦前に建てられたもので、台湾総督府として使用されたそうだ。

お昼は台湾外交部主催の昼食会、食事をしながら台湾外交部幹部職員との意見交換を行う事が出来た。

その後、佐藤啓議員と朝日健太郎議員と私は台南市へ向かい午後4時頃台南市内に入ったがまだ強い雨が降り続いていた。

すでに被害も出ており、豪雨災害の対応の為、台南市長との面談と翌日の高雄市長との面談は取り止めた。