河川の氾濫対策

14日(金) 高知市内の株式会社技研製作所を訪ね、北村精男社長から治水対策の話を伺った。

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技研製作所は河川堤防や海岸堤防などの補強工事を、北村社長の考案した独自の技術であるサイレント・パイラーで矢板や鋼管を打ち込む工事で知られ、この工法を日本各地をはじめ、世界に広げている。

東京本社にいる森部慎之介副社長は元高知県庁の危機管理部長、私とは同い年で、高知県土木部の道路課長の時代から親しくお付き合いをさせて頂いている。

北村社長から、福島第一原発の汚染水を外に出さない工法を、被災後数ヶ月で政府に提案したが全く受け入れられなかったそうだ。

テーブルにその時の図面や説明書が置いてあり、北村社長から熱い説明を受けた。

この方法が採用されていれば現在とは全く違い、安心できる状況になっていたであろうと思う。

治水対策について、大雨が降るから避難してくれとの放送をするのは政治の怠慢だと言われた。

古来、人間は治水対策に頭を悩ませてきた。

堤防やダムを作るのはその為だが、大雨が降る度に河川が氾濫するのは知恵と工夫が足りない為だ、それを克服するのが政治家の仕事だとの話を伺った。

堤防の作り方、ダムの役割、川床掘削など大変具体的なお話を聞かせて頂いた、まさに眼からウロコの思いがした。