台風被害深刻

先週千葉市に上陸した台風15号の被害が深刻であることがわかってきた。

被災された皆様にお見舞いを申し上げます。

千葉県では全域の停電が続いている。強風で電柱や送電塔が倒れ、倒木が電線に倒れて復旧工事を妨げている。今朝の新聞には電柱2,000本倒壊という記事が出ている。

鋸南町では家屋の9割が強風によって屋根や壁が飛ばされている現状がニュースで流れている。

神奈川県金沢区では高潮によって海岸沿いの工業団地が浸水して機械に大きな被害が出ている。相当長期間の影響が出るそうだ。

また、伊豆諸島でも大きな被害が出ている。

あらためて、停電によって国民の生活にあらゆる影響が出て、電気に頼る生活が壊滅した時の怖さが認識された。

現代の我々は冷房のない生活に耐えられない。これは相当にまずい。

また、冷蔵庫、店のレジなど停電すれば何という大きな被害が出るのか再認識させられた。

今回の台風の千葉県における瞬間最大風速は50数メートル。

私の小学生の頃であったろうか、地元の宿毛市を直撃した台風は瞬間最大風速72メートルを記録した。倉庫が山の上に飛ばされ、屋根に被害を受けた家が何軒かあった。

また、台風が直撃するたびに、強風で家の窓ガラスが壊れて、家の中を風と雨が吹き抜けてめちゃくちゃになる被害もたびたびあった。

高知県は台風銀座とも呼ばれた。

ここ数十年は大型台風が直撃することは少なかったが、今年の8月のお盆に久しぶりに大型台風10号宿毛を通って豊後水道を抜けていったが、拍子抜けするほど被害がなかった。

私の亡くなった父が常に強調していたのが、秋台風に気をつけろ、であった。

漁師であった父は、空を見上げて天気を予測する。ニュースの台風情報よりはるかに正確であった。

これから11月にかけての台風が危ない、近年日本周辺の海水温の上昇によって急速に台風が発達する。

今回も海水温は29度であった。