昨日、高知県知事選挙結果に対する地元の高知新聞の署名記事に対する反論を書いたら、賛同意見が大反響だ。
昨日の記事は、高知空港で午前10時頃に書いたものだが、普段のブログへのアクセス数の数十倍を数え、今日もそれが続いている。
昨日の記事に付け加えると、私は昭和63年4月に家族4人で宿毛市へ帰って来た。
当時は都会で生活する人にとって、アウトドアライフへの憧れが強く、マスコミもそれを煽っていた。
故郷宿毛は山、川、海と自然に恵まれた土地で、父親の後を継いで魚の養殖業に就いた私にとってはアウトドアライフのど真ん中であった。
平成7年に宿毛市議会議員、平成11年に県議会議員になり、高知県の県民所得はじめ様々な指標が全国最下位が多い事に気がついた。
だからといって高知県民が貧しい暮らしをしているかというと、それは全く逆で、都会のサラリーマンからみると実に豊かな暮らしをしていた。
多くの仕事場も午後5時になったら終業で帰宅、その後は毎日のように酒を飲んだり、趣味の世界を満喫していた。
また、近所同士で野菜や魚やらをあげたり、もらったりで、現金収入は都会より少ないが、生活費がかからないし、その分自分の人生を満喫している人が多い。
だから、様々な指標化が低くてもあまり気にしないのだと思う。
毎朝、満員電車に揺られて出勤し、夜中まで働く代わりに月給が高い生活を選ぶのか、自由時間のある自分の人生を選ぶのか、どちらが幸せかは人それぞれであろう。