日米貿易協定等が委員会で可決

3日(火)午前10時から、参議院外交防衛委員会で日米貿易協定、日米デジタル貿易協定の最後の質疑が行われた。

自民党からは佐藤正久議員が40分間質疑を行なった。元外務副大臣として素晴らしい内容の質疑であった。

野党の方は相変わらず、茂木大臣が自動車及び自動車部品の関税撤廃について説明しても、それは全く信用出来ないと納得しない。農業を犠牲に差し出した不平等協定だと批判する。

かつて、私の大学生時代にオレンジの交渉があり、ミカン農家が多い宿毛市出身の私としては大いに関心があり、ミカン農家は大丈夫かと心配した。

カリフォルニアオレンジがどんどん入ってくると日本のミカン農家が潰れると感じていた。

しかし、カリフォルニアオレンジは思いのほか売れず、日本のミカン農家にとって大打撃とはならなかった事を思い出している。
むしろ、あれを機会にいろいろな種類の美味しいミカン品種が改良の上開発されて、高い値段で売られている。

両協定に対して野党は最後まで反対したが、参考人質疑を含め質疑時間も十分に取った為、採決でも混乱とはならずに賛成多数で可決された。