外交防衛委員会の視察調査その2

午前8時30分、岩国市の「絆」スタジアムを視察。説明役は福田良彦岩国市長だ。

この球場は「愛宕スポーツコンプレックス」と呼ばれ、野球場(センター122メートル、両翼100メートル、観客席5千席+外野芝生3千人)、

ソフトボール場2面、

陸上競技場(第4種公認)

テニスコート4面、サンドバレーボールコート2面、屋外バスケットボールコート2面、

カルチャーセンターからなる施設の1つである。

在日米軍の空母(ロナルドレーガン)艦載機部隊である第5空母航空団の岩国移転に伴い、日本の基地対策予算で建設し、米軍へ提供されたもので、岩国市民が自由に使えるそうだ。

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電光掲示板は下の写真のように映像も映せる。
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カルチャーセンター内の会議室で、福田岩国市長、藤本市議会議長、片岡副議長から説明を受けた。

このカルチャーセンターにもバスケットコート2面の体育館と和室、多目的室などがある。
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この地域は当初、米軍住宅が建設される予定であっだが、福田市長の米軍に対する強い要請で、既存の岩国基地内のゴルフ場を(岩国市内には4ヶ所の民間ゴルフ場があるので、米軍人と自衛官は割引きで使用出来るようにしてもらったそうだ)潰して住宅を建設してもらい、この愛宕スポーツコンプレックスを作ったとの事である。
まあ、至れり尽くせりの施設だが、岩国市民にとっても大変有意義な施設である。

福田市長になってから、米軍の岩国基地司令は3代ほど代わったそうだが、毎月一度は食事を取りながら交流を続けているそうだ。

こういう交流を通じて、在日米軍と岩国市が非常に緊密な友好関係を築きあげている事が良く分かった。福田市長の地道な努力の成果だ。

私は、米軍岩国基地の存在が日本の防衛にとって大きな抑止力となっている事は理解している。
と同時に、岩国基地の戦力がアジアの平和と安定に繋がり、それが米国の平和と安全に寄与している点も見逃してはならないと思う。
10時15分に愛宕スポーツコンプレックスを出発して、広島県呉市海上自衛隊呉地方総監部へ向かった。

午前11時45分から約1時間30分にわたって、海上自衛隊呉地方隊の概況説明、海上自衛隊の現状と課題、アデン湾海賊対処行動についての説明、自衛隊の中東派遣についての説明と意見交換を行った。

呉基地高知県議の時に要望活動の為に何度も足を運んだ。

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酒井良・呉総監は、昨年12月20日に大湊地方総監から転勤となった。

私が県議時代に、宿毛の基地誘致活動で防衛省に何度も行った際に、海上幕僚監部の防衛部長の時にお世話になった。

説明は清水徹海幕防衛課長と護衛艦「さざなみ」艦長である石川将司2等海佐が行った。

海上自衛隊の艦船乗組員が不足している。その対応策についての質問がたくさん出た、私も提案した。

意見交換の後、隊員食堂で昼食をご馳走になった。

この日は金曜日、カレーライスの日だ。

呉基地のカレーライスはめちゃくちゃ美味かった。

午後1時45分解散、広島空港へ行くグループ、新幹線広島駅に行くグループ、私は呉港へ送っていただき、高速船で松山市へ渡ったのだが、時間があったので大和ミュージアムを見学した。多くの見学者がいた。下の写真が全長26.3メートル、十分の一の戦艦大和だ。

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宇和島市経由で帰宅したのが午後8時10分であった。

移動中のバスの中で、新型コロナウィルス肺炎に詳しい、公明党の秋野公造議員から話をお聞きしたので、次のブログでその話を書きます。