28日(土) 午前11時から靖國神社で特攻隊全戦没者慰霊祭が開かれ、初めて参加した。
普段は神社へ参殿した後、懇親会もあるそうだが、不要な外出を控えるとの時節柄、今回は役員などの少人数で参殿してお参り、追悼の言葉を捧げて終わった。
上の写真は靖國神社の遊就館前の特攻像の前で、全員で記念撮影、下は桜満開の境内の様子、本当に人出が少ない。
主催は特攻隊戦没者慰霊顕彰会、杉山蕃会長(元空幕長、統幕議長)も藤田幸生理事長、岩崎茂副理事長(元空幕長、統合幕僚長)も自衛隊のOBだ。
私は元海上幕僚長で高知高校の先輩でもある藤田幸生理事長から紹介されて入会した。
もっともだいぶ前に宿毛市の自衛隊OBから紹介され入会したつもりでいたら、手続きが済んでなかった。
私は特攻隊の戦没者に対する尊敬の思いは中学生の頃から持っていた。
大学生の時に、航空特攻を発想して終戦時に割腹自決を遂げた大西瀧治郎海軍中将の事を書いた「特攻の思想」(草柳大蔵著)を読んで感動し、神奈川県鶴見の総持寺へお墓参りに行った。
高知県議の時には高知県遺族会の皆様とフィリピンのマニラの北にあるマバラカット飛行場跡にある特攻隊の記念碑にお参りもした。
この近辺の飛行場からは、昭和19年10月からレイテ島攻防戦の航空特攻隊「敷島隊」をはじめ、多くの若者が特攻隊として出撃して行った。
航空特攻以外にも、人間魚雷回天による水中特攻、モーターボート震洋艇による水上特攻などによって祖国を守る為に死んでいった英霊の皆様の顕彰は続けていく。
この時期、桜が満開で、本来なら靖國神社を訪れる人は大変多いのだが、今年はコロナショックで外出控えの都知事発言もあり、このとおり少ない。