日本の未来を考える会勉強会(講師:鈴木傾城氏作家・ブロガー)

8日(水)午後5時から、衆議院第1議員会館1階の国際会議室で日本の未来を考える会勉強会開催、講師は作家・ブロガーの鈴木傾城氏、テーマは「1000万人の低所得層を放置したら日本に未来はない」と題して、常宿を待てずネットカフェで寝泊りする人達の実情を聞いた。

20代前後から40代までの人達で非正規雇用者がほとんどで、今回のコロナショックで多くの人達が働く場所を失っている話を聞いた。

日本の失業率は最近まで2.4%と完全雇用に近かった。それが今回の新型コロナショックによる活動自粛で大幅に失業者が増える。

鈴木氏は失業率の増加と自殺者の増加が関連しているグラフも提示され、早急な対策を訴えた。

最近の日本の自殺者数は約2万人、今回のコロナショックで、対策を打たないと大幅に増える可能性がある。

また、この日京都大学大学院教授の藤井聡氏も上京されており、この会に参加した。

藤井聡教授は、自分が国土強靭化の為の対策を訴えた要因の一つにも、失業率の増加と自殺者の増加が関連している事実を知ったことがある。

彼らは決して働く事が嫌で非正規雇用労働者となっているわけではない、働きたくとも働く場がなかった実情がある事を政治家の皆さんは理解してほしい、と強く訴えた。

日本の未来を考える会では、安藤裕会長を中心として「昨日の安倍総理の発表した総額108兆円規模の経済対策はあまりにも真水の金額が少ない」との考え方のもと、近日中に政府に対して再度の要望活動を行う予定である。