自民党政調外交部会外交調査会合同会議に出席

6月4日(金)午前8時から、自民党本部で政務調査会外交部会・外交調査会合同会議が開かれ、外務省を代表として出席しました。
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議題は1、COVAX(コバックス)ワクチン・サミットについて
2、最近のベラルーシ情勢について
3、最近のイスラエルパレスチナ情勢について
です。
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菅首相は先日、他国、他の地域へアストラゼネカ社のワクチンを送ると発表したが、具体的には、報道が先行している台湾への送付について、もうすぐ政府から正式発表があります。[追記:本日午前中に茂木外務大臣が記者会見を行い、現地時間本日15時前に台湾へ到着予定との発表を行いました。]
そこで皆さんにお知らせしたいのは、アストラゼネカ社のワクチンは効果が70数%である、稀に血栓が出る副作用がある。
などと報道されているので、一部マスコミでは日本が使わないワクチンを台湾へ送るのではないか、との報道が流れておりますが、台湾ではすでに、コバックスを通じて、6月2日時点でアストラゼネカ社のワクチンを56万回分接種済です。

また、台湾独自で交渉し、アストラゼネカ社のワクチン約11.7万回分が3月3日に到着し接種中、モデルナ社のワクチン約15万回分が5月28日に到着済みで、6月11日に接種開始との事です。

アストラゼネカ社のワクチンについては、台湾から5月下旬に日本に対して要望があったとのことです。
ベラルーシ情勢については、外務省から昨年8月に行われた大統領選挙でルカシェンコ大統領が得票率80%で再選された選挙についての説明があり、その上で、本年5月23日アテネリトアニアビリニュス行の民間航空機が、ベラルーシ上空飛行中に安全上の脅威があるとしてベラルーシ当局によりミンスクに強制着陸させられ、搭乗していたベラルーシの反体制派ジャーナリストのプラダセヴィチ氏がベラルーシ当局によって拘束された事件について説明がありました。

この件については、この合同会議から何らかの決議を政府へ提出する予定であると佐藤部会長から話がありました。

最近のイスラエルパレスチナ情勢については、イスラエルのネタニヤフ首相の組閣交渉失敗について説明がありました。