9日(水)午後4時から国家基本政策委員会の衆参合同委員会が開催され、党首討論が行われた。
私は今国会からこの国家基本政策委員会のメンバーであり、出席できた。しかも席は菅総理の答弁席のすぐ後であった。
立憲民主党の枝野幸男代表との30分間の討論は目新しい事はなかったが、維新の片山虎之助代表との間でオリンピック・パラリンピックに関して、当たり前のことであるが国会で見過ごされているやりとりがあった。
【片山虎之助議員】
「総理が非常に矢面に立って、オリパラをどうするということで、例えば専門家会議との間のあれでいろいろと、まぁ攻撃と言ったらアレですが、攻撃されていますよね。私は、本当はもっと東京都知事の小池さんが出なきゃ私はいかぬと思うんですよ。後方支援なんですよ、総理は。それが表に出て行ってるんで、私はもっと、そこの連携がうまくいっているのかと思うんですが、いかがですか。」
【菅義偉総理】
「私が申し上げたいことを言っていただいて、大変うれしく思います。
私は、そういう答弁をしても、責任は全部総理大臣だろうと、国会議論というのはほとんどそうなっています。総理大臣が判断。しかし、ご承知の通り、今、片山代表からお話しいただいたのが筋道としてはそうだというふうに思います。
ただ、私も逃げる気持ちはありませんし、そうした中で国会ではそういう議論になっていることを、私、私自身は大変残念だなというふうに思っています。」
テレビでは、オリンピック・パラリンピックの日本での主催者は第一に東京都である事は何度も報道されているが、国会での質問は上記の通りである。
また、国民民主党の玉木雄一郎代表が以下の補正予算案を提示して、総理に補正予算を組むべきだと迫った。
菅総理が、昨年の補正予算の執行残が約30兆円あり、また予備費も4兆円残っているので、そちらを執行するので補正予算を組むことは考えていない、と答えたのに対して、
玉木代表は、「繰越が30兆あることを自慢しちゃ駄目なんですよ。それは元々3次補正は本来なら年度内に執行するべきもので、予備費もそうです、それを今年度に、令和3年度に持ち越して、30兆も持ち越しがあるから組まないというのは、やるべき宿題をしていないから次の宿題できませんと言っているのと同じなんですよ。」と痛い反論をされました。
私たち「日本の未来を考える勉強会」は具体的な政策をあげて、総額50兆円規模の補正予算を組むべきだと、政府と自民党執行部に提言しているが、取り上げてもらえない。