クアッド外相会議の成果

インドで開かれた、G20外相会議へは林外務大臣は出席出来なかったが、3日に開かれた、アメリカ、オーストラリア、インド、日本のクアッド4ヶ国外相会議へは出席し、外相共同声明が発表された。

今朝の産経新聞では、

「声明ではウクライナ情勢に関して、ロシアへの名指しを避けつつ『核兵器の使用またはその威嚇は許されない』と強調。国連憲章を含む国際法に従った公正な平和の必要性を強調し、『国際秩序は主権、領土一体性、透明性、紛争の平和的解決を尊重しなければならない』と明記した。」

と報道されている。

このような会議では、事務方が前もって声明文案を4か国で調整するが、林外務大臣が出席することが世界に対する発信になる。

インドは戦闘機や軍艦をはじめ、主要兵器をソ連、ロシアから購入しており、さらにウクライナ戦争後も、ロシアから石油や天然ガスを輸入しており、西側諸国から距離をおいた外交姿勢を貫いている。

安倍晋三総理が、第二次安倍内閣以前からインドのモディ首相との信頼関係を築き、インドを西側へ向けさせた。

そして、この4ヶ国のクアッドを作った。

この功績は大きい。モディ首相は安倍元総理の国葬の儀にも出席した。

この4ヶ国の関係を世界へ発信する事は、日本の安全保障にとって大変重要な事である。