陸自ヘリ墜落事故でご遺体収容

宮古島沖の陸上自衛隊ヘリの墜落事故で、4名のご遺体が収容されたと報道された。

ご遺族に哀悼の意を表します。

同時に捜索、収容作業にあたっている自衛隊海上保安庁の皆様に敬意を表します。

また、「飽和潜水」で100メートルの海底で作業にあたっている海自の潜水隊員の安全を祈っています。

この作業の報道を聞いて、私は地元の宿毛湾沖の島沖で墜落した海上自衛隊のUS-1救難飛行艇の事故を思っています。

事故は平成7年(1995年)2月21日に起きた。

海上自衛隊岩国基地に所属するUS-1A飛行艇宿毛湾沖で離着水訓練を行っている時に海面に激突し、乗組員12人中11人が死亡しました。

その内の一名は女性隊員であった。

墜落場所の水深は約70メートル、機体はバラバラになり、ご遺体と共に1キロ以上の範囲に沈んでいたそうです。

当時私は、宿毛湾でハマチ、タイの養殖業をやっており、網と魚の点検と趣味を兼ねて、ボンベを背負って潜るスキューバ・ダイビングをやっていた。

そのダイビングの師匠から「自衛隊は凄いもんだ、あの深さで、広い範囲に散らばっているご遺体を全員収容した」という話しを聞いた。

キューバダイビングで潜れるのは50メートルが限度だと言われている。私は25メートルまで潜った経験がある。

その時に行われたのが「飽和潜水」であったことを、当時宿毛湾沖で収容作業にあたった元海上自衛隊潜水隊員の談話記事を見て思い起こした。

隊員は加圧された特殊カプセルに事前に入り、作業終了後も1週間程度カプセルの中で過ごして身体を戻すそうだ。大変な作業である。

一日も早く、全員の収容が終わる事を願っています。