麻生財務大臣、再度の高知入り

麻生太郎財務大臣が、参議院選挙高野候補の応援のために、15日(月)11時35分高知空港着の飛行機で高知に入り、私は空港への出迎えから、午後7時高知空港出発までお供をした。
到着後すぐに12時から、南国市天下味南国店駐車場で街頭演説、暑い中たくさんの人が待っていてくれた。
津野町のアンテナショップ「満天の星」での昼食会を挟んで、午後2時からは高知市中央公園で街頭演説、そして、障害者雇用の「土佐茶カフェ」で陳情を受け、午後4時からは、いの町の伊野駅南公園で街頭演説、最後に大豊町に移動して、大豊町農工センターでの演説会に出席した。
炎天下での街頭演説は本当に暑かったが、73歳とは思えぬ元気さで次々とこなした。
以下の写真は上記順番どおりの様子である。


そして、大豊町の演説会場ではなぜ今参議院選挙について勝たねばならないかを20分間にわたって解り易く話された、ここでの演説は大変好評であったので、以下にその要旨を記します。
デフレ不況について
ここ十数年、自民党民主党も、財務省もデフレ不況の対処法を間違えてきた。ここはしっかりと認めたほうが良いと思う。
1931年、戦前の日本でデフレ不況が起きた。この時、時の総理大臣・政友会総裁犬飼毅はライバル党(立憲政友会)に所属していた高橋是清大蔵大臣就任を依頼し、総理大臣も経験し、4回目の大蔵大臣となる高橋是清はこれを受けた。
そして、紙幣はジャンジャン刷れ、俺の言うところ以外に予算をつけるなと言って、見事にデフレ不況から脱却した。
その政策を報道したアメリカの新聞を読んでそっくり真似したのが、ニューディール政策を掲げてデフレ不況から脱却した米国のフランクリン・ルーズベルト大統領である。
我々はこのたびのデフレ不況から脱却するためには、高橋是清の政策を真似する必要がある。
安倍総理は半年間で、円安と株価の6割上昇という結果を出している。
東京、大阪などの大都市圏で景気は着実に回復している、今後はこれが地方に広がってゆく。
年金基金の運用益について
平成24年4月から平成25年3月までの運用益は11兆2千億円、この内今年の1月から3月までの3か月で7兆円、昨年の11月12月の2か月で4兆円、合計11兆円の運用益は安倍内閣になってから生み出した。
民主党政権下では5千億円の赤字であった。
国の長期債務について
マスコミは政府の借金約1千兆円を、国民一人当たり数百万円の借金だなどと報道するが、借金をしているのは政府であり、国民は債権者だ。
そこが分かっていない新聞記者の解説は信じるな。
しかも、国債の一部を外資が買っているというが、ギリシャのようにユーロ建て、つまり他国の通貨で借金しているのとはわけが違う。日本政府の借金はすべて円建てである。
自国の通貨で借金できている国は、日本のほかには米国、スイスなど4か国ほどしかない。