公的年金の運用益10兆円超

本日の参議院予算委員会で質問に立った、自民党の森屋宏参議院議員は、今日報道された「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は3日、昨年10〜12月期に10兆4,973億円の運用益があったと発表した。2001年に自主運用を始めて以来、四半期ベースで過去最高の黒字。世界的な株高が影響した。」との話を取り上げて安倍総理の見解を聞いた。

安倍総理は、年金の運用は短期的に見るべきではなく、長期的な見方が必要だと何度も申し上げているのだが、この予算委員会でも赤字が出た時は野党に相当批判された、との趣旨の答弁をされた。

平成27年度(2015年)の第3四半期から平成28年度の第1四半期までの3期の運用成績は約5兆円の赤字であったので、野党は予算委員会などで安倍首相を力一杯批判した。

ところが、平成28年度の第2四半期から約2兆4千億円の黒字となり、第3四半期は上記の黒字となった為に、野党はダンマリを決め込んだ。

野党だけでなくマスコミも似たような報道で、赤字の時は大きく報道するが、黒字の時は運用利回りの表記もない社もある。

国民の皆さん、この姿勢に騙されないように注意しましょう。