加計学園問題について

昨日開かれた参議院予算委員会で、野党の各党は相変わらず加計学園問題を取り上げて質問した。

この問題は、15日の産経新聞に前愛媛県知事の加戸氏の談話が二ヶ所に載っており、それを読めば、今治市獣医学部新設の活動を愛媛県と共に十数年前から行っており、当時は狂牛病鳥インフルエンザ問題などで獣医師が不足しており、四国四県の知事が連名で四国へ獣医学部新設の要望書を提出していた事などの経緯が書かれている。

また、民主党鳩山内閣の時にこの問題が一歩進んだとも書かれている。

自民党高村正彦副総裁は野党の追及を「野党の一部にあるゲスの勘ぐり」と発言したと批判されているが、私は高村副総裁の言う通りだと思う。

南シナ海で海自護衛艦と米海軍空母が共同訓練

今朝のマスコミ報道で、海上自衛隊は16日、南シナ海海上自衛隊護衛艦「いずも」「さざなみ」が6月13〜15日の間、米海軍の空母「ロナルド・レーガン」など艦艇数隻と陣形や通信などの共同訓練を行ったと発表した、と報道されている。

私は今月初旬に開かれた自民党政務調査会の国防部会で「南シナ海での日本の民間船舶の航行の安全を守る事は日本にとって重要である。中国の南シナ海での傍若無人な活動に対しては、日米と南シナ海周辺諸国の海軍が、南シナ海で共同訓練を行うことが中国に対する牽制になると思うが、その計画はあるのか、また、かつて南シナ海で日米豪などが共同訓練をした事があるのか」と質問した。

防衛省幹部の答弁は「南シナ海での共同訓練はないと思う」という事であったので、初めてではないかと思う。

南シナ海で、この共同訓練を継続して行なう事が日本の国益にとって非常に重要であると思う。

なが〜い2日間

14(水) 参議院で大きな動きがあり、徹夜国会となった。

朝8時に衆議院議員会館地下1階の会議室で「皇室の伝統を護る勉強会」に参加、9時15分に参議院自民党国会対策委員会室に入り、国会対策委員会、議員運営委員会、議員総会、本会議が始まり昼までは順調であった。

夕方からテロ等準備罪の取り扱いを巡って、自民党公明党が法務委員会の中間報告という形で本会議で採決する事を決めた為に与野党の攻防が一挙に加熱し、議員運営委員会も委員ではない野党議員が議員運営委員会が開かれる議長控え室に大勢入り、採決反対の怒号の中での開会となった。

発端は参議院法務委員会で民進党が、日本維新の東議員の質疑が始まった途端に質問を遮る形で金田法務大臣の問責決議案を提出した事だ、与党はこの行為を質疑を終了したものと判断して中間報告として本会議で採決する事を決めた。

本会議場では、参議院は通常押しボタンで採決をするのだが、この日はテレビで放映されたように、名札を持って登壇して投票する方法をとる事を自公が決め、13回も登壇して名札を入れた。

夜中の12時頃、国対委員には1時間半ほどの休憩時間が取れ、この間に宿舎へ戻ってシャワーを浴びた。

その後も断続的に本会議が開かれ、終わったのが15日(木)の午前7時45分であった。十数年ぶりに一睡もしない徹夜をしたが、思いのほか元気であった。

本会議終了後も国対委員は、国対理事会が開かれている間の20分ほどは自民党国対委員会室で待機、解放されたのは午前9時10分過ぎであった。

民進党議員は本会議場での討論や質疑の時間を全く守らないで当然のように時間オーバーする。

彼らの言い分は、時間制限する与党がおかしいという事だが、意に沿わない約束事であったとしても一度決まった事を全く守らない態度は間違っている。

また、議員運営委員会室に委員でない議員が大勢入って来て不規則発言をするのに、委員長が出て行けとも言えないルールはおかしい。

県議会の時は委員長が差配出来た。

その後も、午前10時から12時10分まで外交防衛委員会に出席、折から要望活動の為に上京中の自民党高知県議団と参議院の食堂で昼飯会、水産庁への要望活動に同行した。

f:id:nakanishi-satoshi:20170615200955j:image

(山本有二農林水産大臣への陳情)

その後宿舎へ戻り3時から1時間寝たら体力が回復した。

午後5時から都内のホテルで日華議員懇談会の総会、懇親会に出席した。

f:id:nakanishi-satoshi:20170615201101j:image

(写真は挨拶する謝長廷大使(代表))

この懇談会のメンバーは平沼赳夫会長をはじめ自民党民進党公明党など295名いるそうである。

この会で、台湾の政府関係者や、友人の奥様に会って驚いた。

ヘトヘトに疲れているはずだが、意外と元気な我が身体に自信を回復した1日でした。

 

地域活動

11日(日) は行事が目白押し、午前6時20分に自宅発、9時から南国市スポーツセンターで高知県少林寺拳法大会に出席し、祝辞を述べさせて頂いた。

f:id:nakanishi-satoshi:20170612065517j:image

f:id:nakanishi-satoshi:20170612065535j:image

f:id:nakanishi-satoshi:20170612065555j:image

1時間ほど居て、須崎市で行われる山本有二農林水産業大臣が支部長を務める衆議院第2選挙区支部大会に出席、車で1時間の移動。

f:id:nakanishi-satoshi:20170612065851j:image

中谷元代議士、中西祐介参議院議員も出席した。

1時間30分の滞在予定だったので懇親会に出る時間がなかったが、高知市へ戻り、ブリの子供であるモジャコの人工孵化事業が可能かどうか、事業者から直接話を聞いた。

午後3時からは、三翠園ホテルで高知県主催の石破茂前地方創生大臣の地方創生に関する講演会に参加した。

県内市町村の首長、担当職員が大勢参加していた。

f:id:nakanishi-satoshi:20170612070615j:image

f:id:nakanishi-satoshi:20170612070641j:image

f:id:nakanishi-satoshi:20170612070721j:image

講演は、集落活動センターを複数成功させている梼原町の矢野町長の活動報告の後、石破代議士のご配慮で中谷元代議士と私が挨拶をさせて頂いた。

石破代議士の講演は素晴らしい内容であった。

その後の懇親会にも参加した。

午後7時からはサンライズホテルで、高知県少林寺拳法連盟の大会後の懇親会に参加した。

国士舘大学少林寺拳法部OBの三石県議、高知高専少林寺拳法部OBの今城県議、下村県議も参加して少林寺拳法の話で盛り上がった。

f:id:nakanishi-satoshi:20170612071822j:image

(写真は右から下村県議、三石県議、高知大少林寺拳法部元監督の池本氏、左端が今城県議)

本当に楽しい懇親会であった。

 

国会の会期末迫る

9日(金) 午前10時から参議院本会議が開かれ、天皇の退位等に関する皇室典範特例法案をはじめ12本の法案が可決成立した。

国会の会期末を来週末に控え、残り1週間、私が所属する外交防衛委員会は予定の法案等は全て成立する予定だが、重要法案を抱える法務、内閣、農林の各委員会では会期内に全ての法案を成立させることが出来るかどうか微妙だそうだ。

昨日、委員の差し替えで内閣委員会に2時間出席したが、野党から加計学園問題の追求が山本大臣等にあり、簡単に終わりそうにない。

北朝鮮への制裁

2日(金) 国連安全保障理事会が開かれ、北朝鮮に対する制裁強化が決議された報道を見た。

中国から北朝鮮への石油輸出の禁止は、合意に至らず見送られたそうだ。

中国から北朝鮮へ、石油パイプラインが引かれており、このバルブを閉じれば北朝鮮は崩壊すると言われている。

中国に金正恩排除の選択肢はあっても、北朝鮮崩壊の選択肢がない事がよりはっきりした。

女性宮家について

5月31日の産経新聞に、衆議院における天皇陛下の譲位特例法案の付帯決議が報道され、それによると「女性宮家の創設等について」という文言があり、女性宮家の創設を検討すると書かれている。

この事を知った参議院の有志議員が集まって、31日午前8時から勉強会を開いた。

私は前日の午後に山田宏議員から連絡を受けて参加した。

講師は國學院大学の大原康夫先生である。

小泉首相の時にも女系天皇を認めるかどうかの議論があり、大原先生はその時の資料をもとに話をされた。

女性宮家の創設は、女系天皇を認めることに繋がる可能性がある。

私は反対だ。

数日前のBSフジ「プライムニュース」に百地章教授、所功氏、自民党衛藤晟一参議院議員などが出席して議論しているのを偶々見た。

この番組は、私にとってはたいへん分かり易かった。

憲法第二条は「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところによって、これを継承する」と定め、それを受けて、皇室典範第一条には「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と書かれている。

私はこれが正当であると思う。

報道によると、衆議院での付帯決議は自民党民進党国対委員間でせめぎ合いがあり、この文言に落ち着いたそうだが、官邸サイドは難色を示しているそうだ。詳細は分からない。

本日(6月1日)から衆議院で審議採決の上参議院に送られてくる。

参議院で、この付帯決議をどうするかの議論があるであろう。

政治は妥協が必要であるのでどうなるかは分からないが、私は主張すべきは主張するつもりでいる。

また、女系天皇を認めるには、最終的には皇室典範の改正が必要となるので、その時にも議論できる。