議院運営委員会に出席

7日午後1時10分から40分間、参議院議院運営委員会に別の委員の差し替えで出席した。
今日の会議はTV入りで、緊急事態宣言を発表する予定の安倍総理に対する各党代表の質疑である。
質疑時間は自民党公明党は答弁を含めて各3分間、野党は7分間であった。

都内の病院では症状の重い患者に対するベッド数が足りず、医療崩壊が心配されているので、東京はやむを得ないのだろう。
安倍総理が昨日突然発表した108兆円規模の緊急経済対策費であるが、説明がないので内容がよく分からない。

例えば税の支払い期限延期に伴う26兆円規模の補填という項目があるが、説明を聞いてもよく分からない。
また、昨日の自民党政調全体会議でも複数の議員から指摘があったが、経済活動を自粛してくれと要請しながら、損失補填はしないという事が国民の理解が得られるかという点は、理解が得られないだろうと思う。

安倍総理のいう、中小企業などに最大で200万円の給付を行うという対策は十分でないであろう。

したがって、今後も国民に対する経済対策を充実するべく活動します。

自民党政調全体会議で大激論

6日(月)午前8時から、自民党本部で自民党政調全体会議が開かれた。

本日の会は、議員のみの入室で全員マスク着用、9階大会議室は2百人近く出席していただろう、三密状態であったが、いた仕方なかろう。

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この日の会は、3月末に自民党政調会長から安倍総理に対して党でまとめた提言書を出したが、それに対する政府からの回答であった。

この中には、すでに4月3日に安倍総理と岸田政調会長とで合意したとマスコミで一部報道された「個人住民税均等割非課税水準の2倍以下となる世帯等を対象とする1世帯あたり30万円の給付金」も書かれていたが、これについては、制限をかけるな、金額を下げてもいいので全員に配れという意見が多くの議員から提言された。

この他にも中小企業・個人事業主に対する対策、フリーランスの人達に対する対策、検査・医療提供体制の強化等、また、消費税をゼロにする提言も5〜6名の議員から提言された。

大変多くの提言・異論が出され、11時20分までかかる異例の会議となった。

私は今後も、今日の議論がどれだけ政府に届くのか注視し、提言を続けて行く。

コロナ対策で自民党高知県議団と意見交換

3日(金)午後3時50分.高知県自民党県議団の控え室へ行き、桑名龍吾前県議会議長をはじめ7名の県議さんとコロナ対策と経済対策の意見交換を行なった。
2日前の早朝、桑名県議から電話があり、私達が主張している消費税ゼロ%への引き下げについて、強い応援の声が届いた。

その他にもいくつか要望を頂いたので、30日の月曜日に高知県庁で商工労働部、観光振興部の幹部職員から実情を聴取した話をして、国の経済対策が市町村職員にあまり知られていない話をした。

そこでこの日は、経済産業省の作成した「新型コロナウィルス感染症で影響を受ける事業者の皆様へ」と題する対策冊子をホームページから印刷した物と(42ページ)、同時に西田昌司参議院議員が作り、4月1日の決算委員会の質疑で自ら提示した「コロナショックで緊急提言 消費税を当分の間ゼロに」と題する小冊子(30ページ、西田議員のホームページからダウンロード出来ます。)を持参し、2つの資料で具体的に説明させて頂いた。

自民党県議団では、2日前に高知県の旅館・ホテル業界の皆様から実情を聴取して対策を考えているところであった。

なお、県連政調会長に就任した依光晃一郎県議とは電話で連絡を取り合ったが、この日は地元で会合があり出席できなかった。
各県議さんのもとには、県民から様々な相談事が寄せられているが、1番多いのは具体的にどこに相談に行けばいいのか、どんな対策があるかということであったので、熱心に話を聞いてくれた。
県民の実情は地方議員が一番知っている。
来週月曜日に自民党本部の政調全体会議で提示される予定の補正予算案などをすぐに知らせる事を約束して意見交換会を終えた。
帰宅したら、地元宿毛市の高齢者施設の40代の職員が新型コロナウィルスに感染しており、県庁で会見があった事を妻から聞いた。
現在は軽症だという事なので、市民の皆様は是非冷静に対応していただきたい。

 

コロナ対策の本会議

昨日の衆議院に続いて、3日(金)午前10時から参議院本会議開催。

安倍総理の新型コロナウィルス対応策とオリンピック・パラリンピック延期の報告の後、各党の代表が質疑を行なった。

自民党石田昌宏議員、新会派を代表して国民民主党大塚耕平議員、公明党・熊野正士議員、維新・松沢成文議員、共産党・山添拓議員

通常であれば、本会議開催前に自民党議員総会があるのだが、密集を避ける為議員総会はなし。また、衆議院は全議員がマスク着用の議運の申し合わせがあったが、参議院は「マスク着用につとめること」という申し合わせになったようで、通知のメールが来た。

ただし、全員マスクを着用していた。

しかし、私は紙のマスクを6枚しか持っていない。秘書が来週通販で調達してくれる目処がついた。

今朝も、宿舎から朝の散歩の帰り道に3軒の薬局があり、2軒では30人ほどが列を作り開店を待っていた。

列を作っていない薬局には「本日マスク入荷の予定はありません。」との貼り紙があった。

マスクを買うのに苦労している国民がいまだに多くいる。生産が追いついていない。

昨日から、通常は午前8時から始まる自民党の政調部会はほとんどが中止、昼休みに開く各派閥の会合も中止となった。

コロナショックの高知県への影響調査

30日(月)高知県庁を訪れ、商工労働部、観光振興部の幹部から、高知県の経済状況を聞いた。

観光産業のうちホテル業界は宿泊も会議、宴会なども前年度比4割弱の実績、6割の落ち込みだ。

中国人、韓国人観光客が多い県よりはマシだが、先が読めないので非常に先行き不安感が多い。

農業、漁業などは、スーパーの売れ行きが落ちてないので今のところは極端な落ち込みはない。

しかし、高知県の産品は関西圏に出荷されているので、今後は不安だ。

金融機関などの、融資の相談窓口は電話が鳴りっぱなしなので、正確な相談件数が把握出来ない状態だそうだ。

今年1月〜3月のGDP値は、年率換算で前年度比10%以上の落ち込みになるであろう。

昨年のGDPは約540兆円、2020年度は54兆円以上の落ち込みになる。これを埋め合わせて経済のV字回復を図るとしたら、消費税減税をしなくては追いつかない。

政府は消費税減税には手を付けずに、消費税5%分の経済対策を打つと報道されている。

この政策に騙されてはいけない。この対策費は単年度のみで、消費税増税の影響は来年度以降も続くのである。

来週早々に補正予算をまとめるのではないかとの情報が入った。

特攻隊全戦没者慰霊祭(藤田幸生理事長)

28日(土) 午前11時から靖國神社で特攻隊全戦没者慰霊祭が開かれ、初めて参加した。

普段は神社へ参殿した後、懇親会もあるそうだが、不要な外出を控えるとの時節柄、今回は役員などの少人数で参殿してお参り、追悼の言葉を捧げて終わった。

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上の写真は靖國神社遊就館前の特攻像の前で、全員で記念撮影、下は桜満開の境内の様子、本当に人出が少ない。
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主催は特攻隊戦没者慰霊顕彰会、杉山蕃会長(元空幕長、統幕議長)も藤田幸生理事長、岩崎茂副理事長(元空幕長、統合幕僚長)も自衛隊のOBだ。

私は元海上幕僚長高知高校の先輩でもある藤田幸生理事長から紹介されて入会した。

もっともだいぶ前に宿毛市自衛隊OBから紹介され入会したつもりでいたら、手続きが済んでなかった。

私は特攻隊の戦没者に対する尊敬の思いは中学生の頃から持っていた。

大学生の時に、航空特攻を発想して終戦時に割腹自決を遂げた大西瀧治郎海軍中将の事を書いた「特攻の思想」(草柳大蔵著)を読んで感動し、神奈川県鶴見の総持寺へお墓参りに行った。

高知県議の時には高知県遺族会の皆様とフィリピンのマニラの北にあるマバラカット飛行場跡にある特攻隊の記念碑にお参りもした。

この近辺の飛行場からは、昭和19年10月からレイテ島攻防戦の航空特攻隊「敷島隊」をはじめ、多くの若者が特攻隊として出撃して行った。

航空特攻以外にも、人間魚雷回天による水中特攻、モーターボート震洋艇による水上特攻などによって祖国を守る為に死んでいった英霊の皆様の顕彰は続けていく。
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この時期、桜が満開で、本来なら靖國神社を訪れる人は大変多いのだが、今年はコロナショックで外出控えの都知事発言もあり、このとおり少ない。