大相撲 土佐の高知の「ごめん」場所の開催?

大相撲の十両八百長を裏付けるメールの存在が明らかになったことで、今日の日本相撲協会理事会で春場所の中止と、春の巡業の中止が決定され、放駒理事長が記者会見を行っているテレビ映像が繰り返し流れている。
それを見て私のカミさんが言った。元魁傑の放駒理事長は好きな力士であったが、眉毛まで白髪になって可哀想である、それほどいじめなくてもよいではないか。
いっそのこと、南国市で「ごめん」場所を開催するように、大相撲関係者に進言したらどうかと?
県外でこのメールを見ている人のために解説すると、高知市の隣に南国市があり、そこに「御免」という地名がある。高知市を走っている路面電車の行き先に「ごめん」と表示され、時々テレビ等で話題にはなる。
高知空港も南国市にあるし、高知県にはお遍路さんに対するおもてなしの心もある。
ついでに「ごめん」場所には朝青龍(高知明徳高校出身)と琴光喜(両親が宿毛市出身)を呼んだらどうかと言う。
私は大相撲のファンである。
昔、今の高砂親方、当時の2代目朝潮関が大関の頃に「大関互助会」という言葉がマスコミで流れていた。
当時大関が4〜5人いたと思う。9勝6敗か、8勝7敗で勝ち越すケースが多かった。当然八百長相撲もあったであろう。大関同士の取組でひどい相撲も数あった。
かといって、当時から八百長相撲もあるであろうことを認識しながら大相撲を応援してきた人が多いと思う。
私もその一人である。
それほど大騒ぎするほどのことではないと思う。
以前、プロレスが真剣勝負だといわれていた時期があった。
その後、プロレスはショーであるという認識に変わり、今では鍛えられたレスラーの技のやりとりを楽しんでいるファンがほとんどである。
プロレスがショーであることと、プロレスラーが格闘家として強いということとは何ら矛盾しない。
大相撲に、たまには八百長があるということと、相撲取りが格闘家として強いということとはなんら矛盾しない。
元空手家の私はプロレスラーとも相撲取りとも親交があった。だから、彼らがどんな稽古を積んでいるかは知っている。
プロレスラーも大相撲の相撲取りも格闘家として凄まじい稽古を積んでいる。
私はその努力を認めて観戦を楽しめば、それで良いのではないかと考えている。