自民党政調会国防部会、安全保障調査会合同会議

5日午前8:25から参議院自民党国対委員会に出席、昨日衆議院補正予算案が可決された事に伴い、参議院での審議日程の見通しについての話があった。

また、本日より参議院予算委員会が開催され、国対の新人議員が3名ずつ予算委員会の臨時メンバーになり半日ずつ応援席に座わる、応援議員としての注意事項の話もあった。

お昼の12時から自民党本部で政調会の国防部会、安全保障調査会の合同会議があり出席した。

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寺田稔国防部会長の開会挨拶、今津寛安全保障調査会会長の挨拶の後、議題は

辺野古移設に係る訴訟の高裁判決について

⑵稲田防衛大臣の訪米、訪沖について

北朝鮮による度重なる核実験・ミサイル発射を踏まえた弾道ミサイル防衛の現状と課題について

の3点、私は弾道ミサイル防衛について、敵基地攻撃についての政府答弁について質問した。

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政府答弁としては昭和31年の鳩山総理大臣の答弁、平成27年の中谷防衛大臣の答弁は「敵基地攻撃は可能」との事であるが、これらは先制攻撃を前提としての答弁ではないとの回答であった。

予想通りであったが、大東亜戦争当時の砲戦であれば初弾命中の可能性は低いが、現代戦のミサイル攻撃は初弾命中の可能性が高い。

現在の防衛計画大綱の考え方は、日本は専守防衛で、先制攻撃は米国の役目との前提があることは理解しているが、果たしてそれが現在でも通用し抑止力になるかどうか、ここ数年の中国、北朝鮮の動向を見ると、私は日本を取り巻く状況は急激に変わっていると思う。

敵国の攻撃を待ってから反撃するという考え方で抑止力になるのか疑問だが、先制攻撃はしてはならないとの意見があった。