10月13日(火)「気候変動アクション日本サミット2020」のweb会議で挨拶する機会を与えられた。
末吉竹二郎・自然エネルギー財団代表理事副理事長の演説の後、江島潔・経済産業副大臣が挨拶、その後私が挨拶させていただきました。その内容は外務省のホームページに掲載されます。
昨夜(6日)午後9時頃から、パリで開かれているOECD開発センター理事会第6回ハイレベル会合(web会議)へ日本代表として出席して、演説をいたしました。
予定では20:30頃から参加の予定でしたが、web会議では熱い議論が続き、大幅に時間オーバーで午後9時頃から出番が回って来ました。
5分間ほどの私の演説の後も、発言予定のない国からも飛び入り参加があり、午後10時を過ぎてもまだ議論が続いておりました。
内容については外務省ホームページの「新着情報」へ写真と共に掲載されておりますのでご覧下さい。
5日(月)午後、外務省で、中央アジアにある駐日ウズベキスタンのガイラト・ファジロフ大使の表敬訪問を受けました。
非常に親日的な国です。
ウズベキスタンは大東亜戦争後の抑留者が、首都タシケントで「ナボイ劇場」を建築しましたが、この建築が素晴らしく、1966年4月26日のタシケント地震でも、周囲の建物が崩壊する中で、「ナボイ劇場」だけはびくともしなかったそうで、日本人の素晴らしさが再認識されたそうです。
また、この地の抑留者は食事などの待遇面でも他の地域とは違っていたようで、戦後、抑留者の家族もウズベキスタンを訪れるなどの交流が続いています。
その様子は、嶌信彦氏が『伝説となった日本兵捕虜 ソ連四大劇場を建てた男たち 』(角川新書 2019年9月7日出版)に書かれています。
昨日はトランプ大統領がコロナに感染したとのニュースが流れ、世界中の注目が集まっている。
その数日前に、外務省から欧州のコロナ感染拡大の説明があった。
上の写真はヨーロッパ主要国の一日当たりのPCR検査の実施数の比較です。
一番上から、英国が、4月5日〜4月11日の1週間の1日当たり平均検査数が15,680人、これに対して9月18日〜9月24日のそれが226,401人、14.4倍の増加である。
2段目はフランス、2月24日〜3月27日の1ヶ月間の1日当たり平均検査数が5,921名、9月15日〜9月21日の1週間の1日当たり平均検査数が184,774名、31.2倍である。
次がドイツで、3月23日〜3月29日の1週間で平均検査数が51,645人、8月24日〜8月30日のそれが157,328人で3倍、
次がイタリアで、3月18日〜3月24日の1週間の1日当たり平均検査数が21,187人、9月11日〜9月17日のそれが84,562人、4倍である。
このように、確かにヨーロッパにおいて、春の感染者数に比べて現在は増加しているが、PCR検査数の増加の影響が多い。
次のグラフは欧州主要国の、同時期の死者数の比較だ。
上のグラフは
感染者数で、増加している。ところが、下のグラフは死者数で増加していないのがわかる。
このように、冷静に判断する事が大事だとおもいます。
ところで、各省とも副大臣、政務官には在京当番というのがあり、1週間交代で、国に緊急事態が起こった時に、30分以内に首相官邸に駆けつけることのできる所で生活する事が義務付けられている。
おおむね東京都内の23区内で生活することを義務付けられている。
外務省は2名の副大臣と3名の政務官がいるので、5週間に1回在京当番が回ってくる。
私は先週の月曜日から明後日の午後12時まで在京当番で、高知へ帰れない。
2日(金)午後2時からドイツ大使公邸において東西ドイツ統一30周年記念日レセプションが行われた。
私の初仕事である。
上の写真右側がレーペル駐日ドイツ大使です。
下の写真は中山泰秀防衛副大臣の挨拶、中山副大臣はフランスとアメリカに留学経験があり、英語で原稿なしの素晴らしい挨拶を行なった。
レセプションは大使公邸の中庭で行われた。
毎年開催されており、通常は600〜700人が招待されて夜行われる。公邸と庭が招待客で一杯になるとの事ですが、今年はコロナ対策で60〜70人の招待者のみで、例年の10分の1だそうだ。しかも、昼間の開催だ。
私は乾杯の挨拶を仰せ付かったが、「日本の未来を考える勉強会」の同志である、城内実衆議院議員から「中西さん、乾杯の発声はドイツ語でやりましょう。」との話が数日前にあったが、城内議員がドイツ語で原稿を書いてくれたのが今朝、「それでは、皆様のご健勝と日独関係のさらなる発展を願って、乾杯の音頭取らせていただきます。」というのが日本語訳で、私は振り仮名を読むのだが、午前中に外務省職員からイントネーションの指導を受け、思った以上に大変であった。
私の挨拶は、英語への通訳を含めて3分間ほど、その後、ドイツ語で乾杯の発声をいたしました。
ちなみに、乾杯はドイツ語で「Zum Wohl(ツム ヴォール)」です。
下の写真の真ん中が城内実衆議院議員さん、警察官僚であった父上の仕事で、小学生の時からドイツで育った。通算10年間のドイツ生活、東大卒業後、外務省職員となり、しかも国会議員となってからは元外務副大臣です。
ドイツ語は流暢なものです。左の女性はドイツ国のシンクタンクの日本の責任者です。
下の写真はヨーロッパのある国の大使との名刺交換。
大国ではないが、次から次へと名刺交換に訪れてくれ、通訳を通して話を聞きました。
日本が、ヨーロッパでも如何に期待されているかがよく解りました。