9月25日(金)から、外務省にて大臣政務官として、各課の業務概要説明を受け続けております。
写真のように政務官室のテーブルで(上の全体写真の手前にあります)説明を受けてます。
外務省は全ての課室の説明の様子を公表できるものではありませんが、今日は政府開発援助(ODA)の説明ですので、公表して構わないそうです。
私は撮影用にマスクを外しております。
17日(木)の午後9時40分に内閣関係者から直接、政務官就任のお電話をいただきました。
ほとんどの方は前日(16日)に内定の電話があったようなので、私が最後の一人であったのかも知れない。
昨日18日(金)午後10時より、総理大臣官邸で辞令交付式が行われました。
菅内閣総理大臣からの辞令交付、記念写真撮影、大臣政務官会合と続き、終わったのが10時45分、宿舎へ帰ったのが11時でした。
(写真提供は官邸ホームページから)私は最後列から2段目の右端です。順番はエレベーターで降りた順番でした。
政務官になると外務省職員の秘書官と車が付きます。私の秘書官は女性です、彼女の話では、普通は昼間行うので、こんな夜中に行うのは異例の事だそうだ。4連休前の時期なのでこの日に終える日程になったのでしょう。
国会議員になってから4年間、参議院外交防衛委員会に所属して、外務省と防衛省の仕事や課題は常に考えてきました。
最近、今年5月から7月にかけての、トランプ大統領、オブライエン安全保障担当補佐官、レイFBI長官、バー司法長官、ポンペオ国務長官の対中国政策に関する演説の日本語訳を読みました。
この演説は、日本ではまだ全文を翻訳したものが手に入りませんが、私の知人の大学教授が自分で翻訳して届けてくれました。
米国は本気です、中国に対して一歩も引きません。
一昨年10月のペンス副大統領の演説を踏襲するものです。
我が国の外交は、米国と中国の関係が緊張感を増す中で日本の国益を考えた政策を取ることが、これまで以上に必要でしょう。
また、政務官になると、内閣の一体性を保つ為、慎重な発言を求められます。
大臣政務官会合で、想定問答集を配布され、熟読すること、とのお話を頂きました。
特に私は中国や韓国などに対する姿勢、靖国神社参拝問題などに対して、菅内閣の足を引っ張らないように気を付ける所存です。
このブログでも辛口の批判は慎みます。
14日午後2時から、自民党総裁選の投開票がおこなわれた。
菅義偉候補 地方票 89票、国会議員票 288票、合計 377票
岸田文雄候補 地方票 10票、国会議員票 79票、合計 89票
石破茂候補 地方票 42票、国会議員票 26票、合計 68票
菅義偉総裁が誕生した。
私の地元高知県でも予備選挙の結果は、投票率61.7%、石破候補 3092票、菅候補 2132票、岸田候補 167票となり、ドント方式で石破候補へ2票、菅候補へ1票となった。
私が押した石破茂候補は、当初から予想されていたとはいえ全く及ばなかった。
しかし、選挙後、都内のホテルへ集合した石破陣営の国会議員団は、極めて意気軒昂でした。
3候補の論戦はマスコミに連日取り上げられ、国民の関心を呼び、自民党の広報宣伝には大きな貢献をしたと思います。
今後自民党は、菅総裁の下一致団結してコロナ感染拡大阻止対策、大幅に落ち込んだ景気回復対策、デフレ脱却に取り組み、近い将来あるであろう衆議院議員選挙に勝利し、安定政権を作る事に全力を尽くすでしょう。
今後ともご支援を宜しくお願い致します。
11日(金)午後2時から、党本部で自民党国防議員連盟(衛藤征士郎会長、佐藤正久事務局長)の勉強会があり参加した。
今回の議題は「ミサイル防衛」講師は伊藤俊幸・海上自衛隊元海将である。
(下の写真左側から伊藤俊幸元海将、衛藤征士郎会長、佐藤正久事務局長)
伊藤元海将は防衛大学卒業後、海上自衛隊で潜水艦乗りとなり、潜水艦はやしお艦長、在米国日本国大使館防衛駐在官、第2潜水隊司令、統合幕僚学校長、海上自衛隊呉地方総監などを歴任した。2016年から金沢工業大学虎ノ門大学院でイノベーションマネジメント研究科教授としてリーダーシップ論を教えている。
呉地方総監の時には私の地元宿毛へも来てもらい、宿毛湾港などを見ていただき、自衛隊基地の誘致活動について説明させていただいた。
また私が国会議員になってからも潜水艦などについて教えを受けている。
ミサイル防衛についても詳しく、時々テレビにも出ている。
防衛省からは大和太郎防衛政策局次長を始め、制服組も参加した。
そして、敵基地攻撃能力保有についての法的問題点の説明、また現在各国の所有する、あるいは開発中の各種ミサイルについて説明があった。
下の写真は資料の一部である。上の写真が各国の主な弾道ミサイル、下の写真は極超音速兵器(マッハ5を超える速度で飛翔する)。
伊藤元海将の話で非常に印象に残ったのが、「イージス・アショアを採用する真の意味である。平時において、イージス艦に常時監視をさせると事故が起きる可能性を増大させる。
なぜなら、ミサイル迎撃任務に就くと訓練の時間がなくなり、若年幹部(1等海尉、2等海尉)の練度低下に直結する。数年前(2017年)に起きたアメリカ海軍イージス艦の連続事故は他人事ではない」と言う話であった。
伊藤元海将の話では、護衛艦乗りの若年幹部は、常時訓練を続けることによって、いくつもの課題に対して瞬時に判断を下し行動することを義務付けられている。ミサイル迎撃任務につくとその訓練ができなくなる。
その為、通常は陸上のレーダーで監視し、攻撃の危険が迫った時にイージス艦を配置すべきだという提言であった。
以前にもこのブログに書いたが、現在のイージス艦に配備中のSM3ブロックⅠミサイルによる弾道ミサイル防衛は、レーダーの能力に限界があり、弾道ミサイル迎撃態勢をとると自艦防衛もできなくなる。その為イージス艦を守るための護衛艦がもう1隻必要で、2隻の護衛艦が一緒に行動する。
北と南の日本海に配置すると1日24時間配置につくので、二交代制とすると8隻、三交代にすると12隻の護衛艦が必要となる。
護衛艦隊は32隻の護衛艦で構成されているので、このミサイル防衛任務の為に、日本周辺の海を守るという護衛艦隊本来の任務に支障が出る。
私は、今から3年半前であったと思うが、自民党政調会国防部会でこのことを発言し、米軍がルーマニアに配備中のイージス・アショアを日本も導入の検討してはどうかと提言した。
2度にわたり当時の前田防衛政策局長に提言したが、前田局長はそれは考えていないとの答弁だった。
2度目の提言の時に、海上自衛隊OBから聞いていた、自衛官の訓練に支障が出ていると言う話もさせていただいた。
前田局長はその話は認識しているとの事あったが、前向きな答弁はなかった。
ところが数ヶ月後に突然イージス・アショア導入決定の報道が出た。
しかし、詳細は書かないが、私はその時点から防衛省のやり方が間違っていると指摘した。それが今回のブースターの落下場所という、本来の防衛とは関係ない問題でイージス・アショア配備を断念したことにつながっている。
当時とは違って、現在の日本に対する脅威は弾道ミサイルのみではなく、巡航ミサイル、極超音速ミサイル、無人攻撃機など多様化している。
ミサイル防衛を根本的に検討し直すべきだと考えている。
8日(火)午後1時より、自民党本部8階大ホールで3名の総裁選挙立候補者の所見発表演説会が開催されて出席した。
上の写真は石破候補の演説の様子です、左に座っているのが選挙管理委員の皆さんです。
コロナ対策で、大ホールにもかかわらず参加できるのは各陣営20名ずつのわずか60人。
これは規制のし過ぎだろう。
演説は各候補とも20分間の持ち時間で、各候補の特色が出て大変内容の濃い演説でした。