12日(火) 午後3時から自民党本部で憲法改正推進本部の検討会が開かれ出席した。
今回は二度目の憲法9条改正についての会議、704号室は大きな会議室ではないが満席になった80人以上の国会議員が出席していたと思う。
衆議院法制局の橘次長から、これまでの検討経緯の説明が20分間あった後、各議員の発言が続き1時間30分にわたり熱い議論が続いた。
私は日本を取り巻く国際情勢が大きく変わった現在、いかにしてこの国の独立を守る防衛体制を築くのかを議論して頂きたいと要請した。
参議院の西田昌司議員から、憲法解釈は昭和21年と朝鮮戦争が始まった昭和25年では、占領軍の都合で大きく変えられた歴史を国民にもっと知らせる必要があるとの発言があった。
私は、朝鮮戦争後も我が国は攻撃力は米国に依存し、日本は専守防衛の政策をとってきた。
しかし、2013年9月にオバマ大統領の「米国は世界の警察ではない」との発言があり、それ以前に、海外に展開していた米軍基地を縮小するトランスフォーメーション戦略をとった。
新日米ガイドラインには日本が攻撃された時には、まず日本が主体的に防勢体制をとり、米軍はそれを支援すると書かれている。新ガイドラインは両国を拘束するものではない事も承知している。
最近の北朝鮮の核武装の動きをみた時、この国の独立をどうすれば守れるのかの防衛論議をしてもらいたいと発言した。
また、改正案が決まればそれに従うとも付け加えた。
トランスフォーメーション戦略は、ソ連崩壊後の1996年に「ジョイントビジョン2010」という名称で公表された。私は緊張していて、同戦略が2010年から始まったと発言した事を夜になって気がついた。訂正します。
保岡本部長から、この会は次回が「緊急事態条項」について、その次が「教育条項」について、その後に9条改正の検討会は、改正案のたたき台を示した上で検討して頂くとの発言があった。