本来なら防衛省設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の質疑を行い、午後の質疑の後、討論、採決と進む予定であった。
しかし、昨日報道された、陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が昨年3月に発見していたにもかかわらず、当時の稲田防衛大臣や政務三役、統合幕僚監部、内部部局などに報告していなかった事が明らかになった問題で、質疑の多くがこの問題に費やされた。
また、野党から今日の採決には応じられないとの申し入れがあり、採決は与野党の筆頭理事で調整中だが、来週以降になった。
日報問題は、大野政務官を中心としたチームで、なぜ報告されなかったのか調査するとの大臣答弁があったが、なんともならんゆゆしき事態だ。
午後行われた、自民党の宇都議員、公明党の杉議員の、サイバー部隊増員に対する質問に対する答弁で、平成25年度末に新設されたサイバー防衛隊の人数が三十数名増え、約150名となった。
昨年の防衛省に対するサイバー攻撃は約100万件、この数字は初めて明らかにした。
サイバー部隊は陸上自衛隊などにもあり、防衛省全体では約430名の要員となったが、諸外国と比べて少ない。増員が必要だと思う。